出版社内容情報
那須 正幹[ナスマサモト]
内容説明
中年の日々を送るハチベエ・ハカセ・モーちゃんの前に現れたのは、かつて三人組をトリコにした北里真智子。今や政界・財界に顧客をもつカリスマ占い師となった真智子に、再び心ときめく三人組だが、またしても彼女の“言葉”に翻弄され…。人気シリーズ第2弾!
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業。主な作品に、児童書の大ベストセラー「ズッコケ三人組」シリーズ全50巻(巌谷小波文芸賞)、『さぎ師たちの空』(路傍の石文学賞)、「ヒロシマ」三部作(日本児童文学者協会賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ともとも
23
この年まで、子ども時代の友達と同級生との付き合いがあるってすごいと思いながらも どこか、絆とか、思いやりを感じさせる。 難解な事件や出来事に巻き込まれながらも、楽観的に、人を大切にしながら それらと向き合っていく。 ゆるくもあり、男女間の考え方、年月の流れを感じながらも、いろいろと考えさせられたりしながらも、滑稽で痛快な物語で良かったです。 2016/10/09
佳乃
17
あぁ、やっぱり何もかもマコの話は嘘でしかないのかあ・・・と思ったよ。相変わらず、みんなを翻弄させるだけね。2021/03/05
zanta
14
255/9/21/2016 独身のハカセ君が気にかかる。自分の同級生たちの現在も知りたくなる。2016/09/21
まあ
11
中年になったハチベエは、小学生だったハチベエがそのまま中年になった様だし、吉田修一が描くアンポンタンな青年がそのまま中年になった様。ハチベエがモーちゃんに電話で、今日が自身の41歳の誕生日であることと、夜に自身の誕生日会を開くことを一方的に告げ、一方的に告げられたモーちゃんが誕生日プレゼントに100円ショップでハンカチを買うくだりは、微笑ましいな。2017/09/09
T-CAJON
7
中年となっての二冊目だけど、懐かしいのは変わらず。あの小学生たちも歳は取ったけど、性格は変わってない。2016/06/18