出版社内容情報
オニヤンマが成虫になるのに4年もかかるって知っていますか?オニヤンマを中心に、日本に棲むさまざまなトンボ70種以上を紹介。
内容説明
幼虫で3年から4年すごし、成虫になるオニヤンマのくらしと身近に見られるトンボ66種類、複眼やはねのひみつ、幼虫の種類や飼い方などを200点以上の写真でくわしく紹介します。
目次
オニヤンマ(オニヤンマの一生;オニヤンマのからだ)
いろいろなトンボ(前ばねと後ろばねが同じ大きさのグループ;後ろばねが大きいグループ;トンボのすむところ;いろいろなたまごのうみ方;赤いトンボ;緑色のトンボ;黄色と黒のしましまトンボ;ちょっとかわったトンボ;青いトンボ;黄色のトンボ;はねに色やもようのあるトンボ;ぜつめつが心配されるトンボ)
調べてみよう(からだのひみつ;幼虫を調べよう;ヤゴずかん;飼ってみよう)
著者等紹介
尾園暁[オゾノアキラ]
1976年大阪府生まれ。近畿大学農学部卒業後、琉球大学大学院農学研究科(修士課程)修了。日本写真家協会、日本自然科学写真協会会員。日本トンボ学会会員
二橋亮[フタハシリョウ]
1978年富山県生まれ。東京大学理学部生物学科卒業後、2006年3月に東京大学大学院新領域創成科学研究科博士後期課程修了。2009年より産業技術総合研究所生物プロセス研究部門所属。トンボをふくめた幅広い昆虫の研究をおこなっている。日本トンボ学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
小学校3年生ブックトーク【本を調べよう 生き物ブック】図鑑の使い方や身近な虫たちの絵本を紹介。2022/06/28
スターライト
5
林や川辺まで行かなくとも、田んぼやちょっとした草地に行けば見られる身近な昆虫、トンボ。産卵から幼虫(ヤゴ)、脱皮を繰り返して成虫になり、交尾して死ぬまでの一生をカラー写真で紹介。トンボの種類や捕り方、飼い方や死んだ後の標本つくりまで、丁寧に説明されている。身近な割に赤とんぼが赤くなる仕組みや、トンボのシンボルともいえる複願についてわかってきたのは、近年になってからとのこと。トンボ専門の研究者は世界的にも少ないらしいので、研究者が増えればさらに新しいことがわかるかもしれない。2017/09/21
奏
4
シオカラトンボのからだのひみつのページが充実。羽を拡大してみると風を捕まえる工夫されていることがよくわかるし、複眼のトンボの目には世界はどんなふうに見えているのだろうと想像が膨らむ。日本は古くは「秋津島」と呼ばれていた。秋津はトンボのことで、「トンボの島」なのだそう!文化的なことまで網羅しているまさにぜんぶわかる一冊。 2022/11/17
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