出版社内容情報
制野 俊弘[セイノトシヒロ]
内容説明
泣きたい人は思い切り泣いていい。弱い人は一人で悩まずに「私は弱い」と叫べばいい。きっと誰かが受け止めてくれる。NHKスペシャルでも放映され、大きな反響を呼んだ「命とは何か」を問う、教師と生徒の取り組みを綴ったノンフィクション。
目次
第1章 あの日、すべてが終わり、すべてが始まった
第2章 今こそ、学校に祭りを
第3章 鎮魂の「みかぐら」
第4章 「“命とは何か”を問う授業」へ
第5章 明日を、未来を創るために
著者等紹介
制野俊弘[セイノトシヒロ]
1966年宮城県東松島市出身。宮城教育大学大学院修了。保健体育の教師として実践を重ねる一方、「生活綴り方」と呼ばれる作文教育に取り組んでいる。現在、和光大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
10
自分になにが出来るのか。また、そもそも自分はなんのために生きているのか。それに応えることは、大人ですら難しい。しかし、まだ大人になる前に大災害により家族を、それも自身の目の前で失った子どもはそのことを考えざるを得なくなる。実際に体験しないかぎり確かなことなど言えないが、それでも心をこめて相手の話したいことを聴くことだけはできる。2016/06/25
アッキー
4
東日本震災で親、兄弟を亡くした子どもたちと作文を通じて子どもたちの苦悩を引き出す。子どもたちの文が泣かせる、2016/07/16
*
2
「命の価値は大きい人と小さい人がいる」「結局、人は自分の命が一番大事」...中学生にこんな断言をさせてしまう、災害という記憶の恐ろしさ。そして、社会もそんな子ども達を守り、後押しする余裕のある構造にはなりきれていない。綺麗事では済まされない現実を知ったことは間違いなく強みに変えられるはずなので、著者が危惧する通り、マイナスの方向に行かないことを願う。2017/08/23
AKIRA
1
まなびライブラリー(8月分)2021/08/31
かい
1
制野先生の思いのこもった実践に驚きと衝撃を感じた。教師の文化性を共同性の中でどう高めていくか。学校だけでなく様々な場所で自分の文化性を高めることがより良い文化性を持った教師になれるということは薄々感じていたが、文化性の低い教師ほど「自主性」という名のもとに子どもの好きなようにやらせるという言葉は胸が痛くなった。行事は子どもに文化性を育ててやる必要があり、そのために自分の文化性を磨いていきたいと思った。被災した子どもたちが内面や実態をリアルに語り、読みあう実践の中に真実の学びがあったように思う。2019/05/14
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