梅ヶ谷ゴミ屋敷の憂鬱

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591148235
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

牧村泉 まきむら・いずみ 1960年滋賀県生まれ。女性。大阪府在住。関西大学社会学部卒業。広告制作会社勤務を経てコピーライターとして独立したのち、2002年第3回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し小説家デビュー。著書に『邪光』(幻冬舎)『幻痛 ファントムペイン』(新潮社)『ストーミーマンディ』(幻冬舎)がある。

同居が決まった夫の実家は、
わけのわからない無数の家財道具を抱えた”ガラクタ屋敷”でした――。

舞台は北大阪市梅ヶ谷。東京で結婚した32歳の珠希は、夫が勝手に地元の大阪に引っ越すと決めて会社を辞めたため、しぶしぶついていく。それだけでも大ごとなのに、「夫の実家に住むこと即決定」×「その実家がとてつもないガラクタ屋敷」×「お姑さん、”超”がつく変わり者」×「前妻との娘(18歳。手ごわい)ともまさかの同居」×「おまけにその彼氏まで一緒!?」……と展開はどこまでもストレス地獄へ。珠希はどうにか自身の居場所をつくろうと、ガラクタ撤去&娘(とその彼氏)追い出し計画に乗り出す。
ぺかぺかのマッサージ椅子、蕎麦屋の前によくあるタヌキ、古びたリヤカー、バーベキューコンロの網のないやつ、スワンの置物、犬小屋、誰かのお位牌etc.etc.
……二階建て一軒家に溢れかえるガラクタの山は一体何なのか?

到底家族にはなれない、未熟な大人たちの寄せ集め暮らし。
ガラクタ山の謎が解けたとき、ふっと心がほぐれてあたたまる、
愉快爽快!傑作エンターテインメント小説。

内容説明

夫の実家で同居決定。そこはまさかのガラクタ屋敷。到底家族にはなれない、未熟な大人たちの寄せ集め暮らし。ガラクタ山の謎が心に温もりをくれる愉快爽快エンタメ!

著者等紹介

牧村泉[マキムライズミ]
1960年滋賀県生まれ。関西大学社会学部卒業。広告制作会社勤務を経てコピーライターとして独立したのち、2002年第3回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆみねこ

65
略奪婚で歳の離れた夫と結婚した32歳の珠希は、突然叔父の会社に転職し実家に同居すると言う夫とともに大阪梅ヶ谷に引っ越してくる。ガラクタでいっぱいの実家、いきなり現れたなさぬ仲の娘と彼氏。軽妙に語られるその実態はかなりヘビー。私の価値観では、まず不倫とか略奪婚そのものに拒否感があるので、素直に楽しめなかったというのが本音。牧村泉さん、初読み。2016/12/24

りょうこ

55
設定とかキャラは面白かったのでもっと盛り上がれたんじゃないかしら?中盤以降は自分でも珍しくちょっと流し読みしちゃった(´・ω・`)元嫁&実母はキャラが濃かったぶん、もっと登場願いたかった!でも初読み作家さんのわりにはサクサク読めたので、他の作品も読んでみたいな!2016/06/24

ぽろん

35
想像していたゴミ屋敷とは、全然違ってて、読むほどに、話がてんこ盛り。そんな中、萌ちゃんの存在が異彩を放つ。萌ちゃんが言うところのヤクサイって、やっぱり厄災ですよね。萌ちゃん、成長したらどんな女性になるのか興味深々です。大人達は、皆んな自分勝手で、好きにやって下さいという感じだったけど、なかなか、面白かったです。2016/05/08

シャボン玉

28
ドタバタコメディ…ではなかった。史人とのわだかまりから始まって、ジュリアの三角関係あたりからずっと暗ーい雰囲気に(-_- )しかし晴れ間が見え始めてからは何もかもいい流れに。いちばんネックになりそうな十三子さんが実はいい人でよかったね。メグちゃんの今後が少し気がかりだ(^0^;)2016/08/30

ち~

26
何の相談もなく、突然会社を辞めてきた夫。叔父の工場を継ぐため、大阪の義母の家に同居する事に。ガラクタが詰まった家に驚いていると、夫の前妻との娘が彼氏とともに転がり込む。夫の不機嫌や不倫疑惑、義娘のストーカー被害、預かった友人の子供の不思議な言動…問題が山積みの中、自身も秘密を作ってしまう。誰も彼もプライドやら優しさを持って秘密を作ったばかりにそれに翻弄される珠季が気の毒だった。最後になんとか落ち着けたのは、相手の気持ちを推察し、ひっそり気持ちを鎮めた珠季のおかげなのでは?義母とガラクタの役割が無く終わった2018/02/04

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