おしょりん

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  • サイズ B6判/ページ数 335p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591147962
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

曽祖父母や増永一期生の人々が眼鏡枠作りに取り組む中で抱えていた思いや悩みは、今の私達と共通したものであり、とても励まされました。
                                                         --増永眼鏡株式会社 増永宗大郎

めがねで世界を変えた、兄弟の魂の物語。日本のものづくりの真髄が、ここに。

明治三十八年、福井県麻生津村。増永五左衛門は、この地に農業以外の産業を根づかせるべく苦闘していた。そんな時、大阪へ出稼ぎに出ていた弟の幸八が、
当時はほとんど普及していなかっためがねに着目、村でのめがね製造を提案する。村人たちの猛反対の中、輝く地平を求めて、二人は困難な道を歩み始めるのだった--。「トライアウト」「手のひらの音符」などで注目を集める作家・藤岡陽子の新たなる代表作の誕生!

内容説明

明治三十八年、福井県麻生津村。増永五左衛門はこの地に産業を根付かせるべく苦闘していた。そんな時、弟の幸八が村でのめがね枠製造を提案する。村人たちの猛反対の中、二人は困難な道を歩み始めるのだった―。めがねで世界を変えた、兄弟の魂の物語。

著者等紹介

藤岡陽子[フジオカヨウコ]
1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大留学。慈恵看護専門学校卒業。2006年「結い言」で北日本文学賞選奨を受賞。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

199
ご当地作読了です。『おしょりん』の書名とおり、道なき真白な道の先にある未知なる夢を追い、麻生津村の未来を拓いた増永兄弟と兄五左衛門の妻むめ、そして共に夢を信じた末吉をはじめとする職人たちー。ものづくりにかけた彼らの情熱と職人魂、真に相手を思う家族愛、人の心をも打ち動かす強い思いに、ただただ心を鷲掴みにされ一気読み、そして滂沱の涙…でした。いつもながら藤岡作品の涙は、心の深いところから湧いてきます。幼い頃、真冬の晴れた朝におしょりんの上をはしゃぎ闊歩した、あの高揚感。書名との見事な符合と調和には感服です。2023/08/18

あすなろ

162
自分の視力を測ったことない。そして、下手すれば百人とすれ違っても眼鏡顔には出合えない。そんな明治30年代、福井で眼鏡造りを始める。商圏を獲得する。チョイと感動した作品。僕も眼鏡には当たり前にお世話になっているが、少し前にこんな歴史があり、福井から全国への経済の一本道を拓いたとは。素直かつポジティブな藤岡氏の文章と併せ、気持ち良く染み入ってくる良作だと思った。2016/05/14

ゆみねこ

129
明治の末期、福井の農村で眼鏡作りに取り組んだ増永五左衛門。進取の気概を持ち販路を拡大した弟幸八。おしょりんとは福井の言葉で凍結した雪原、田畑の上をどこまでも歩くように新たな産業を根付かせた実話。支える妻むめの想い、とても素敵な1冊です。お薦め本です。2016/03/10

ダイ@2019.11.2~一時休止

114
眼鏡=福井ってイメージがあるけど、その原点?。眼鏡の作り始めがよくわかってイイ感じでした。ところでこの作品は史実に基づくフィクション?、それともノンフィクション?。2018/06/30

美登利

110
かなりの長編でしたが、夢中になって読みました。福井の実際にある眼鏡の会社の起業の物語です。それまで盛んだった織物工業が衰退してから、冬場雪に閉ざされてしまう福井の未来を案じ、地元にも大きな働く場所をと奮闘する年の離れた兄弟。夫婦のすれ違い、弟の思いなど少し前半部は読んでいてもどかしさを覚える恋愛小説でもあり、職人たち、商人としての弟の裁量、兄の経営者としての苦悩も盛り込み、とても内容の濃いお話になっています。地方の国の為に何かをしなければならないと考えた明治の男たち、そんな人が現代もいてくれたら良いのに。2016/05/04

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