出版社内容情報
老子の言葉ですべての謎を解き明かす規格外の名探偵、登場!! ベストセラー『ハルさん』の著者によるユーモアミステリー。
内容説明
横暴な編集長にこき使われている弱小タウン誌『え~すみか』のバイト編集者・真島は、取材先の猫カフェで、“密室”から従業猫の一匹が消えた事件に遭遇する。猫を捜す真島の前に現れたのはチャイナドレスに身を包んだ謎の美女。書道家の胡蝶と名乗る彼女は、中国の思想家・老子の言葉を引用し、どんな事件もたちどころに解決してしまう名探偵だった―!『ハルさん』の著者が贈る、ほのぼのユーモアミステリー。
著者等紹介
藤野恵美[フジノメグミ]
1978年大阪府生まれ。2004年『ねこまた妖怪伝』(岩崎書店)で第2回ジュニア冒険小説大賞を受賞し、翌年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hnzwd
36
感動作『ハルさん』の作者のミステリ。タウン誌の編集者である主人公が美貌の書道家・胡蝶先生と日常の謎を解いていくが、裏には何者かの大きな陰謀が。。と、いう感じ。タイトルがミステリ好き狙い撃ちな感じですが、、伏線は残したままの次作は、『老子収集狂事件』とのこと。またタイトル買いだな。2015/07/16
Norico
35
「初恋料理教室」のようなほのぼの系なお話を想像してたんですが、だいぶ雰囲気違いました。謎の書道家、超美人なチャイナドレスの胡蝶先生が、老子の言葉で事件解決していきます。次巻で謎が全て解明されるみたいなので、出たら読むかな…2016/02/10
ぽぽ♪
33
良い意味でゆるーい雰囲気で面白かったです。胡蝶さん、何者なんでしょう?さりげなく食い逃げして真島に払わせてる所がお気に入り(笑)ラスト、え!?これで終わり?って良い所であからさまに続くってのが気になってしまいました。続編を待ちたいと思います。2015/08/07
紅葉
25
帯の「規格外の名探偵登場!」に惹かれ藤野さん初めましてです。タウン誌のバイト編集者が美人書道家の胡蝶先生の導きで日常の謎を解いていく5つの短編集。面白かったです♪胡蝶先生が謎過ぎてどんな結末?と思ったらなんと次回に続くでした。いやぁ~、11月の続編が待ち遠しいじゃないですか!出てくる食物の描写も美味しそうで次は何食べるのかな…と言うのも密かに楽しみです♪2015/07/17
nyanco
24
「猫」ワードにつられてしまいました。「初恋料理教室」で出会った藤野さんですが、雰囲気が随分と違ってファンキーなタッチの作品ですが、それがとても良い感じ。物語は猫カフェから始まるので、てっきり猫カフェの店長が表紙の美女かと思っていたのですが、どうも雰囲気が違う。バイト編集者の真島くんは、ほれっぽくて店長にも惚れていたのですが、横から出てきたイケメンにかっさわれてしまう。表紙のチャイナ服美女は書家・胡蝶さん、タウン誌に寄稿しながら安楽椅子探偵役も…続→2016/01/21