出版社内容情報
初公開!
東京スカイツリー
驚愕の真実!!
最終的に東京スカイツリー建設を
射止めた東武鉄道。
だが、関係者の間では
「遅れてきた花婿候補」と呼ばれ、
15の候補地のしんがりだった…。
交渉難航、決裂危機、そして合意。
震災、想定外、総力戦…。
現場の最前線にいたテレビマンが
生々しいエピソードが初めて明かす。
(15の候補地)
1、 芝公園(港区芝公園4丁目)
2、
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
C-biscuit
12
図書館本。スカイツリーももはや日常の風景であり、関東圏にいると慣れてしまった感じである。何度か行ったが、コロナ禍でも混雑していたように思う。この本は、スカイツリーの放送事業者からの視点で書かれており、時系列で非常に詳しい。建設業に身を置く人間にとっては、いろいろな場面でタワーの建設苦労談ばかり印象に残っていたが、計画的に電波を東京タワーからスカイツリーへ親局移転するところは、違う面白さがあった。電波は非常にむつかしいようで、予想外のブースター障害という受信障害にも見舞われていた模様。知らないことが多い。2022/03/30
おおきなかぶ
2
一大プロジェクトに関する中々表に出て来ない苦労話を沢山知る事が出来ました。2021/05/15
Kentaro
2
ダイジェスト版からの要約 「タワー検討プロジェクト」は、1999年1月に在京テレビ6社が発足させた。プロジェクトの目的は2003年の地上デジタル放送開始までに新タワーを実現することだった。放送事業者ではノウハウ、資金力ともに乏しかった。2004年8月18日の新タワー推進プロジェクト会議は候補地を実現可能性、提案時期などで仕分けして優先順位を付けた。結果、第1次優先候補は台東、さいたま、豊島の3案と「東京タワーを継続利用する」案の合計4案に絞られた。そして、追加提案は、東武鉄道による「墨田区案」であった。2018/04/16
ケルトリ
1
建設業界についての知識はこれっぽっちもないが、あの過去に類を見ない巨大な建造物を的確かつ安全に作り上げるためにどれだけの流れが行われたか、あたらめて思い知らされた。せいぜい高所で作業している人たち大変だねー、ぐらいしか意識していなかったが、目に見えないところでいったいどれだけの人たちが業務に取り組んでいたのか……いくつの部品があってそのすべてが1ミリ単位で完璧に組み上げられている……総合芸術としか言いようがない。2025/02/13
ryo_naka
0
基本的には言い訳を説明したような内容。 だが、その説明にもちょいちょい不明瞭な部分があったりする。 まあ「放送事業者としてこういうスタンスなんですよ」という説明としてこれでいいんだろうけどね。 ただ、その辺を考慮してもなお放送事業者ってのは殿様商売しかできないんだなってのがよくわかった。 もっと両面から取材したようなものがあれば読んでみたいな。 立地的に無理なんだったら最初からさいたまは無理です。すみませんとすべきだったんじゃないかと。2016/03/10