出版社内容情報
ウンチやおならのにおいと深い関係のある腸内細菌の、ヒトの心や体にあたえる大きな影響にせまるノンフィクション。
内容説明
うんちの正体を、きみは知っているだろうか。ただの食べもののカスではない。うんちの中には菌がたくさんいて、わたしたちにいろいろな影響をあたえているのだ。さあ、うんちと、菌のおどろきのドラマをめぐっていこう!
目次
1 手がかりはヘソのゴマ(ヘソのゴマの正体;ヘソの生物多様性プロジェクト;ヘソのゴマからできたチーズ)
2 NASAが研究するうんちとおなら(NASAはおならに真剣だった;おならのにおいの正体は?;宇宙では、かなりやっかいなうんち;宇宙開発史上、最悪のうんち事件)
3 菌の王国腸を探検!(うんちの研究は腸の中へ;小腸の旅、スタート!;うんち工場大腸へ)
4 菌が人類をすくう(菌が肥満を防止する!?;菌が脳をコントロールする!?;大事な菌の多様性;うんちの菌と生態系)
著者等紹介
坂元志歩[サカモトシホ]
科学雑誌「ニュートン」編集部を経て、現在はNHK科学番組の制作に参加
鱈耳郎[タラミミロウ]
大阪生まれ、大阪育ち。フリーのイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
καйυγα
15
うんち。うんちの話の前にヘソゴマという謎の物体の話から始まる。その時点で面白いと語っても問題ないだろう。グイグイと読んでしまう面白さなので、子供たちと一緒に読んだ方が楽しさ倍増。特に小学生(正しくは男子)は「うんこ」言うとけば喜ぶ生き物だからね。ふふふ。いやー、フザケている表紙から想像できないかもしれないけど、NASAが半世紀駈けてうんちの研究をしていることも綴られており "菌は人類をすくう" と、とっても小さくサブタイトルを付けているところがニクい!うんちバッグ爆発は面白すぎたけど、おぞましすぎる!!2015/08/04
活字の旅遊人
13
爆発は、、、、避けたいね。。。。
MOKIZAN
12
カバーイラスト=センターだけで十分に何たるかを主張されている上に、上辺でダメ押しをしています。本文=まさに右に出るもの無しの正当うんちく本です。NASAと医療用途開発の項はたいへん勉強になりました。自分の体の一部でありながら知ることのない、腸内細菌さん達に大感謝です!2015/04/12
あまみ
11
ほぼ半分が絵または少しの写真。子供用ではあるが小学高学年向きだと思う。でも大人が読んでも面白いし、新たな知識を得ることもできた。 本の形態を変えて価格を下げればもっと多くの人に読まれると思った。2023/10/02
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
小学校5年生ブックトーク テーマ【楽しいおはなし】ざっくりとしたテーマですが、読書に関心の薄い子が多く、 夏休みの自由研究も出来ちゃいそうな、それでいて楽しい本ということで担任と打ち合わせ時に『うんち』ですね!と(笑) 『うんち』と言っても『科学』的に話ができるようにしています。読書好きの子もいるので、他の科学の本なども用意しました。宇宙でのウンチの話をもう少し広げて紹介。興味津々でした。菌についての話なので、『なっとうくん西へいく』の菌の話にも繋げました。2019/07/19
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