内容説明
「東京バンドワゴン」シリーズの小路幸也が描く、“彼ら”をとりまく光と影。帝都を駆ける怪人二十面相と、再び立ち上がる明智小五郎、そして少年・芳雄。三つのピースが揃ったとき、新たなる“冒険”が幕を開ける!
著者等紹介
小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年、北海道生まれ。広告制作会社を経て、執筆活動へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
164
この作家の小路さんという方はまだ読んだことがないのですが「東京バンドワゴン」シリーズで有名な方らしいですね。この少年探偵は怪人二十面相や明智小五郎へのオマージュということでかかれたものなのでしょう。場面が3つくらい入れ替わりで出てきてこの主人公の自殺しようとした少年が成長していく様子がうまく描かれています。2017/04/18
takaC
162
うむ。そんなにみんな似てるとなると、表紙のお顔は誰なんだ?たぶんきっと小林少年なんだろうけど。2016/11/22
starbro
139
江戸川乱歩生誕120年記念オマージュ第3弾。。従来のファンにはついて行けない所もあると思いますが、衝撃的な事実?満載で、三作の中では一番楽しめました。表紙のイラストも妖しげで斬新なキャラクター設定もぶっ飛んでいます。第5弾以降が刊行されるのかどうかわかりませんが(第4弾は3月予定)、最後まで読了する予定です。2015/02/21
ひめありす@灯れ松明の火
121
小林少年率いる少年探偵団に、大人とも対等に渡り合うベイカーストリート非正規隊に、自ら事件に遭遇しに行く米花町少年探偵団に、マガーク少年探偵団に数多あるミス研に、憧れた事がない人っている?!これは現在進行形で少年探偵団に所属している子ども達にに、かつて/今も憧れている大人達へ、とっておきの冒険譚。秘密を隠す大人達と、健気な少女達。そしてこの一夏で強く逞しくなる、少年達。色々な解釈が、この結末を受け入れるか否かはそれぞれあっていいと思う。皆が何か思うからこそ、ずっと読み継がれていくみんなの物語になるはずだから2015/04/12
barabara
100
興味惹かれる冒頭からなかなか読ませてくれました。最後らへんは何だかこんがらがっちゃって??ってなところもあったが、最後まで一定のペースで読了。BLはダメなのでそこはかとなく嫌悪もあったが、杞憂でよかった。完2015/02/08