カラフルなぼくら―6人のティーンが語る、LGBTの心と体の遍歴

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  • サイズ B6判/ページ数 313p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591140833
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0098

出版社内容情報

LGBTの若者たちが、どのように自らの性と向き合い、自分らしい生き方へ踏み出していったかを追った翻訳ノンフィクション。

内容説明

20人に1人がLGBTといわれるこの時代に、自分の「性」と向き合うということ。6人のティーンが語る、LGBTの心と体の遍歴。

著者等紹介

クークリン,スーザン[クークリン,スーザン] [Kuklin,Susan]
1941年生まれ。ニューヨーク在住の作家。社会問題や文化を題材にした児童向けノンフィクションなど、著作は30冊以上にのぼる。『Irrepressible Spirit(邦題:不屈の精神)』でクリストファー賞を受賞

浅尾敦則[アサオアツノリ]
1956年広島生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。音楽雑誌の編集部勤務を経て、幅広いジャンルの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

7
読んでよかった。私はこの本の中で悩んでいる人たちのように悩んでいる子が周囲にいたら支援してあけだいし、理解して助けたいと強く思った。2014/10/02

権現

6
LGBTとして暮らす10代の若者たちを描いたルポルタージュ。疎外を受けてきた過去や、カミングアウトに対する家族の反応、そしてホルモン注射等のアクションまでが余すことなく描写されており、彼ら一人一人が「自分自身であること」のためにどれだけの苦境を乗り越えてきたかを思い知らされる。性別を3次元の座標として漂う変数として解釈するキャメロンの想像力にはただただ舌を巻いた。米国のようにあらゆる性別に対してオープンな流れが世界中で加速すれば、いつかは日本にもその影響があるかもしれない。その時までに読んでおくべき一冊。2014/11/27

くるり(なかむらくりこ)

6
副題にはLGBTとあるが、これはそのうちのTの子達の話(含LGB)。6人の話だけでも実に「カラフル」で、けっきょく人は誰もがみんな、男も女もおいといて、「自分」になるために生きているんだって思った。「成長すること自体が一種の性別適合であって、すべての人がそれを経験している」というクリスティーナの言葉のとおりに。若い人たちに向けて、この本を読んでLGBTの人を理解できるようになろう、ではなく、自分は自分でいいんだと思えるようになろう、というための本。ジェンダーとかセクシャリティだけの話じゃない、生き方の話。2014/10/05

しゅしゅ

5
鮮やかなピンク色の表紙に惹かれて読みました。様々なジェンダーの問題を抱える人たちの生き様や想いがこめられていて、そのどれもがまさに「カラフル」でかっこ良かったです。身近にそういう人はいないと思っていましたが、もしかしたら人しれず悩んでいるのかもしれないと考えさせられました。2014/10/19

ちい

4
自分は生まれ持った性に何の疑いも持たずにここまできたけれど。もしそこに違和感があると「自分とは」を探り続けるただでさえ厄介な10代を性自認と身体的自認が一致している人に比べ、数倍もの内的葛藤を乗り越える必要があるのだと、再認識した◆現在はLGBTと一括りにして語られるけれど、Tは切り分ける必要があるんじゃないか、と思えてくるなぁ。2019/12/26

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