出版社内容情報
風早の街、港のそばに佇むカフェかもめ亭で語られる不思議な物語――。猫にまつわる切なくも温かな7篇を集めたシリーズ第2弾!
内容説明
風早の街、港のそばに佇むかもめ亭。ある冬、凍てついた風とともに現れた謎めいたお客様が若き主の広海に語るのは、愛する家族の幸福のため、小さな英雄として生きた黒猫(「猫の魔法使い」)に、絵が好きな少女と三匹の白猫(「白猫白猫、空駆けておいで」)、三度生まれ変わり最愛の娘を守ることを願った山猫(「約束の騎士」)と、なぜか猫にまつわる物語ばかりで―。その店の紅茶には、魔法の香りがする。人気シリーズ第二弾!
著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 3件/全3件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
158
カフェかもめ亭 「猫たちのいる時間」2巻。風早の街の港のそばに佇む喫茶店かもめ亭、猫舌仕様のお茶を飲みながら、語られる猫のお話、良いですね、暖かで優しく、ほんわかと、そして切なくて、「白猫白猫空駆けておいで」は胸が熱くなりました。2015/02/18
優花 🍯モグモグ
111
とても心温まるお話ばかりでした。愛する人のために猫たちは奇跡を起こす。きみは、魔法を信じてくれるかい? 読んでいると童心に返り猫たちが起こす奇跡や魔法を信じたくなってきました。癒される空間に素敵なお話。心地よい音楽と身も心も飲み物。本当に優しい気持ちになります。2015/07/22
SJW
109
村山さんの大人の童話。風早の街の裏道にある石と煉瓦の建物で、広海が祖父から引き継いで営業しているカフェかもめ亭。そこのお客様から聞かしてもらえる猫に関わる5つのファンタジーと広海からの1つのファンタジー。辛い展開もあるけれど、猫好きの人ならホッコリと癒されるのでとてもお薦め。2020/08/22
七色一味
105
読破。シリーズ2冊め。ゆったりと流れる時間とお茶(コーヒーとは限らず)の香りが心地よい短篇集です。ファンタジーと言うより童話色の濃い作品ですが、意外と「血」とか「死」とかが普通に語られていたりして、作風とのちょっとしたギャップを感じました。出てくるお茶とか食べ物は美味しそう。ラプサンスーチョンと言う中国茶が気になった。あと…これは別の意味で気になったんですが、「はたき」使いますか?2015/02/17
ままこ
102
シリーズ2作目。カフェかもめ亭で猫にまつわる物語りが語られる不思議で優しく切ない村山ワールド。『ふあにゃんの魔法』不思議な猫のぬいぐるみと仲良し姉妹の話は可愛らしくほっこり。『踊る黒猫』親切の中に隠された悪意に怒り心頭💢月輪が切なすぎる…。1番印象に残ったのは『白猫白猫、空駆けておいで』出会いと別れと奇跡。思いがけないプレゼントに涙がポロポロ。〈猫たちのいる時間〉児童書を大人向きにアレンジした猫好きにはキュンとするメルヘンが楽しめる。2019/02/27
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