出版社内容情報
家でも学校でも、日々苦労する子どもの姿をユーモラスに描いた、『ヨースケくん』『タモちゃん』より各3編を収録。
内容説明
小学校入学以来、五年生になるまで、いちども、学校でウンチをしたことがないヨースケくん。その理由を、クラスでいちばん苦手な女子に知られてしまったから、さいあく…。家でも学校でも、日々苦労する子どもの姿をユーモラスに描いた『タモちゃん』『ヨースケくん』から選んだ、とびきりの六編。
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業後、文筆生活にはいる。1972年に『首なし地ぞうの宝』(学習研究社)でデビュー。子どもたちの熱烈な支持を集めた「ズッコケ三人組」シリーズ(ポプラ社)で巖谷小波文芸賞を受賞。ほかにも『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞)、『さぎ師たちの空』(路傍の石文学賞)、「ヒロシマ三部作」(日本児童文学者協会賞・以上ポプラ社)、「お江戸の百太郎」シリーズ(日本児童文学者協会賞・岩崎書店)など、多数の作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みー
6
子供の世界も、結構ドロドロしていたり、大人の思惑に振り回されたり、大人の世界が気になったりと・・なかなか大変なのね。タモちゃんもヨースケくんも、そんな世界を当たり前の様に生き、成長している。後書きに、「大人が子供時代を「あの時代は良かった」と思うのはノスタルジーな気持ちであって、いい思い出を残しているだけ。どんな大人にも、辛いと感じた子供時代はあったはず。そういう子供の世界をちゃんと書きたかった」みたいな事が書いてあり、なるほどと思うと、この本の内容がしっくりとくる。「ヨースケくん」より、読みやすかった。2017/06/08
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