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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
17
大好きな恐山ル・ヴォワール。重きものを背負って生まれたアンナと、大きな運命を背負って生まれた葉くん。2人の出逢いと、ハオ様が唯一心を許していた読書好きな変わり者の猫又の"マタムネ"。1000年の間、霊として旅をしているマタムネを旅のお供に恐山・初恋物語。ここから切ない話が詰まったエピソードに入っていくけれど、アンナに一目惚れだった葉くんは何度読んでもかわいいなぁ♡2014/04/02
つきもぐら
2
「うおおなんてあいさつだ!!」「葉さんあいさつされてませんよ」「されてない!」有名なサイドストーリー「恐山ルヴォワール」が収録されている15-16巻。ねこまたのマタムネが登場します。恐山の賽の河原のイメージが頭を離れません。寺山修司的な退廃的な世界観。武井宏之のあっけらかんとした世界観と合いますね。実際に下北半島に行ったんですが、石が積み重なっていて、風車が回っています。また幹久はいいですねぇ。あの間がね。「いやーっ、変質者よーっ!!!」2018/05/19
pieta
2
「お前さんの進むべき道はいつも心で決めなさい」マタムネさん、まじ心の師。幼葉はまだ悟りきってないから感情豊かでいい。突然あてがわれたヨメにドキドキ。ルヴォワール編はマタムネをいっぱい見れるので幸せ。2016/10/20
きょう
2
葉とアンナの初めての出会い。小学生のときにすでに婚約者がいるってのは凄いが、抱えているものが大きすぎるので、葉にはアンナが必要だなあと納得できる。アンナに会う直前にマタムネが葉に掛けた言葉が好き。マタムネは霊なのに布団で寝てるのも可愛い。2014/11/07
鮎@コミック
2
恐山ル・ヴォワール前編。「大切なものは心だ」・・・心なんて単語、意味を考える前に耳タコだったけど、マタムネに改めて教えてもらった気がする。心と感情は別ものだし、意思とも違う。葉くんは満たされない空っぽの器で、アンナさんは降り積もった業に身動きが取れない。ふたりとも過不足が極端で不安定、そんな自分を持て余している。補い合ってバランスを取るためには、お互いが必要だったんだろうな、切実に。この縁談はハオに対する切り札である葉くんを育てるためだけじゃなく、アンナさん自身のためでもあったんだろうなあ。2013/05/19