ポプラ文庫<br> ピエタ

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ピエタ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 385p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784591137710
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

18世紀ヴェネツィア。ゴンドラが運んでいくのは、秘めた恋とかけがけのない友情――2012年本屋大賞第3位に輝いた傑作。

内容説明

18世紀ヴェネツィア。『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児たちを養育するピエタ慈善院で、“合奏・合唱の娘たち”を指導していた。ある日教え子エミーリアのもとに恩師の訃報が届く―史実を基に、女性たちの交流と絆を瑞々しく描いた傑作。2012年本屋大賞第3位。

著者等紹介

大島真寿美[オオシママスミ]
1962年名古屋市生まれ。92年「春の手品師」で第74回文學界新人賞を受賞。『ピエタ』で、2012年、本屋大賞第3位に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

245
作曲家ヴィヴァルディの伝記物かなと思って読んだら、ヴィヴァルディに関わる女性達の話でしたね。最初、読んでるうちは、なかなか入りこめなかったんですが、読み進めるうちに18世紀のヴェネツィアの風景、情景が浮かびあがり、優しい文章で温かく優しく包みこんでくれ、ラストシーンは、ウルッとしちゃうくらい美しいですね。ヴェネツィアの歴史も覗くこともできて、イタリアに行きたくなりました。ヴィヴァルディの曲を聴きながら読むと、さらに良い作品になるかもね(^^)2017/05/04

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

174
ピエタ慈善院で育ったエミーリアが、ある楽譜を契機に亡き恩師ヴィヴァルディの軌跡を追う、静かであたたかく美しい物語。幼き頃の、音楽と共にある日々。カーニバルの非日常、ひとときの恋。描かれる18世紀のヴェネツィアが鮮やかで、関わる人たちの密やかな優しさがひっそりと寄り添ってくる。「むすめたち、よりよく生きよ」歌の通り生きた美しさが、こちらの背筋もそっと正す。まるで児童書のような柔らかな語り口、少しずつ謎が明らかになっていくミステリのような趣き。とても好みな作品でした。この方の他の作品も読んでみたい。2019/03/23

takaC

139
3年前に買った後にどこに片付けたかわからなくなってしまい結局図書館から借りてきて読んだ。物語に入り込むのに割と苦労したけど一旦乗れた後は快調で完読後は満足感に浸れた。2017/04/04

エドワード

123
ヴィヴァルディは合奏曲「四季」が有名な作曲家だが、西洋音楽界では一時忘れられた存在だった。この作品の舞台は彼が活躍した18世紀のヴェネツィアで、捨て子を養い音楽会を開いていたピエタ慈善院である。エミーリアも捨て子。ピエタでヴィヴァルディから合奏・合唱を教授され、音楽一筋に生きてきた。彼の死の知らせから、彼の生前の知人の間をめぐり歩く。華やかなカーニヴァルがこの共和国の最後の輝きの暗喩であり、高級娼婦クラウディアの老いた姿が共和国そのものの暗喩である。登場人物はみな老女だが少女のような清純さを湛えて美しい。2014/02/22

優希

117
面白かったです。ピエタというと聖母子像を思い浮かべますが、実在した慈善院だったんですね。「合奏・合唱の娘たち」を育てようとするヴィバルディ。娘たちの様々な人生と音楽が静謐な空気と共に描かれていました。ささやかな一期一会や人の繋がりが美しかったです。失われた楽譜が思いもよらない所から出て来たりとミステリーチックなところがあるのも良かったです。ヴェネチアの綺麗な風景の中で「よりよく生きよ」というメッセージが伝わって来るようでした。2015/11/17

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