ポプラ文庫ピュアフル<br> 五龍世界(ウーロンワールド)―WOOLONG WORLD〈2〉雲谷を駈ける龍

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ポプラ文庫ピュアフル
五龍世界(ウーロンワールド)―WOOLONG WORLD〈2〉雲谷を駈ける龍

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591136706
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ユギの親友、五龍州で妓女をしていた碧耀は、都の良人に落籍された。しかし、迎えの護衛とともに都に向かう途中、山賊に襲われてひとり山村に逃げのびる。そこで出会ったのは、思いがけない人物で―。流されるまま自分の意志を持たず生きてきた碧耀は、やがて自らの足で歩くことを考えるようになる。シン国への進出を狙う極東勢力や西域、緊張が高まるなか、静かに動く都の思惑は…?動きだした五龍世界の第2巻!書き下ろし掌編収録。

著者等紹介

壁井ユカコ[カベイユカコ]
沖縄出身の父と北海道出身の母をもつ信州育ち。学習院大学経済学部経営学科卒業。第9回電撃小説大賞・大賞を受賞し、2003年『キーリ死者たちは荒野に眠る』(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

honoka

41
古書店で直筆サイン入り(朱印付き。猫の足跡が可愛い)入手。芸妓の碧耀の類稀な能力、更にやや色っぽい話もありなかなかの中華風ファンタジー。表紙絵のようなイケメン─龍人や腹に異形を2匹飼う者など流石キャラ作りが上手い。老大嬢と老大爺の話は落涙。ラストのオチも碧耀の成長を表すには最適だ。寧鳴号好きだ。2016/04/23

よっち

39
ユギの親友で妓楼の碧耀が都の良人に落籍され、迎えの護衛とともに都に向かう途中山賊に襲われ、辿り着いた山村で意外な思いがけない人物と再会する第二弾。今回の話は碧耀が主人公。シン国進出を狙う極東勢力や西域、都との思惑が複雑に絡み合う状況の中で、これまで流されるまま自らの意志を持たずに生きてきた彼女も、ようやく自らの意志を持って行動し運命が動き出しましたね。相変わらず不憫なイルラックの今後が気になりますが、ルーインも再登場して物語としてもここから大きく展開されていきそうで面白くなってきました。次巻も楽しみです。2015/12/08

あゆみ

27
★★★★☆ 1巻を読んで話の方向性を掴んだと思っていたのに、2巻がユギではなく碧耀視点で驚き、展開が先読みできなくなった。碧耀がユギに抱いていた感情や嫉妬心、おそらくユギも同じように感じている部分があると思う。いくら親友であっても人は誰かと比べて自分の方が勝っていると思いたがる生き物だから。2016/02/15

マムみかん(*ほぼ一言感想*)

25
シリーズ2作目。 今回はユギの親友、〈千里眼〉の少女・碧耀(ヘキヨウ)視点。 いつも他人任せに流され、うつ向いて鏡を通して世界を見ていた碧耀。 そんな彼女が少々ハードな体験をし、実際に目の前にあるものを見、自分の意思で行動できるように成長! 次巻以降は、ユギとダブルヒロインを張れますね~。 ファンタジーですが、外国が持ち込んだ鉱害問題や、それに不満を爆発させ天子の廃位を目論む過激組織など、リアルな緊張感も漂ってきました。 今度もズタボロ、あまりに不運(泣)なイルラックの「胃」も心配です…☆2015/11/11

白きゅまⅢ

21
中華系ファンタジー、『五龍世界』シリーズ第2巻。前作では、ちょっと抵抗のあった、イルラックと卑褸の絡みもだいぶ慣れてきて、割りとテンポ良く読み進めることが出来ました♪「五龍大陸」を取り巻く世界観も、徐々に明らかになってきて、面白さがアップしたように感じます。本書は、ユギの親友である碧耀の話しでしたが、珞尹の正体も分かり、ますます目が離せません!個人的には、武先生こと武智勒が好きなキャラクターで、また登場して欲しいなぁ!余談ですが、松本テマリさんの描くカバーデザインもお気に入りです。★★★☆☆2020/05/04

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