内容説明
ユギの親友、五龍州で妓女をしていた碧耀は、都の良人に落籍された。しかし、迎えの護衛とともに都に向かう途中、山賊に襲われてひとり山村に逃げのびる。そこで出会ったのは、思いがけない人物で―。流されるまま自分の意志を持たず生きてきた碧耀は、やがて自らの足で歩くことを考えるようになる。シン国への進出を狙う極東勢力や西域、緊張が高まるなか、静かに動く都の思惑は…?動きだした五龍世界の第2巻!書き下ろし掌編収録。
著者等紹介
壁井ユカコ[カベイユカコ]
沖縄出身の父と北海道出身の母をもつ信州育ち。学習院大学経済学部経営学科卒業。第9回電撃小説大賞・大賞を受賞し、2003年『キーリ死者たちは荒野に眠る』(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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