出版社内容情報
愛するひとと愛する場所をよごすのはだれだ! 「こどもたちの未来をだめにしてはいけない!」…田島征三入魂の熱いメッセージ。
内容説明
うみにいきるひとりの海賊。あるひ、こいにおちた。あいするひととしずかにくらしたい。ただそれだけだったのに…。
著者等紹介
田島征三[タジマセイゾウ]
1940年、大阪生まれ。幼少期を高知で過ごす。多摩美術大学図案科在学中に私家版『しばてん』(1971年偕成社より出版)を制作。1969年『ちからたろう』(今江祥智・文/ポプラ社)でBIB(世界絵本原画展)金のりんご賞を受賞。同年東京日の出村に移住。畑を耕し山羊やチャボを飼い、自然に向き合う生活の中で創作活動を続ける。1974年『ふきまんぶく』(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞を、『とべバッタ』(偕成社)で1988年絵本にっぽん賞・1989年小学館絵画賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
56
海賊が恋した人魚。彼女は泣いていた。海の水が汚れて、もう長くは生きられないという。海賊は彼女のために、汚染の原因となった船と闘った、、、そして、彼らは海賊船と共に空の彼方へ飛んで行った、、、2024/12/24
たーちゃん
19
息子は「海賊ってあの海賊王?あっ!剣持ってるから悪い人かも」と悪い人認定していました(笑)2022/07/19
みさどん
16
海を愛し、孤独を楽しんでいるような海賊は、足を食われたり、怪獣を食らったり、日々がおもしろい。そんな彼があっという間に恋に落ちた相手は人魚。彼女は海の汚れに苦しむという、環境破壊を嘆いたような話。破天荒な海賊とその生き方と存在がなんかグッとくる。2024/01/26
退院した雨巫女。
16
《書店》海賊は、愛する人魚のために闘ったが、亡くしてしまった。なんか勇ましい作品でもあり、切ない作品でもある。2013/07/22
takaC
12
この海賊は田島さんの化身。2023/08/20