出版社内容情報
第一回ポプラ社小説大賞・優秀賞を受賞した注目の書き手による、シングルマザーをめぐる感動の物語を文庫化。
内容説明
「ごめんね…。やっぱりママ、後悔している…」涙腺はついに決壊した。公園のベンチに座り、ひとり泣く女というものを傍から見たら、さぞ不幸そうに見えることだろう―。『アンクレット・タワー』で衝撃的なデビューを果たした著者の受賞後初の家族の絆を描く意欲作!
著者等紹介
真田コジマ[サナダコジマ]
1971年、愛知県生まれ。2006年、『アンクレット・タワー』で第1回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yamakujira
1
夫と別れて幼い息子と暮らしはじめた枝里がベビーシッターを雇ったら、訪ねてきたのは若くてイケメンのシッターだった。10歳も年下の彼に恋する懲りない枝里の話の合間に、他の夫婦の危機が挿入されて進む物語は、最後にみんなシングルマザーになるような連作短編なのかと思いながら読んでいくと、意外なラストが待っていた。枝里が懲りないのも、小ぎれいなのも、そういうことだったのか。構成はおもしろかったけれど、他の3組からが無事だったのはつまらないな。香苗と奈保子はともかく、朝美は別れないのが不思議だな。 (★★★☆☆)2020/06/12
みやこ
1
短編組み合わせかと思いきや…!2018/06/09
えみこ
0
変わった書き方で進む小説だな~と思ったら…エエツという落ちでした(笑)2015/04/07