内容説明
老朽化の進むマンションで、両親と中学に入って荒れはじめた兄と暮らすほのかは、古い土蔵がある隣の家のおばあさんが気になっている。近所でボヤ騒ぎがあった翌日、エレベーターで奇妙な人形を見つけたことをきっかけに、ほのかの身の回りでは不思議な出来事が起こり始めて―古道具に宿ったつくも神と人々の交流を描く、温かなファンタジー。巻末に岡本順による絵物語を特別収録。
著者等紹介
伊藤遊[イトウユウ]
1959年京都市生まれ。立命館大学文学部史学科卒業。2002年『えんの松原』で第49回産経児童出版文化賞および第35回日本児童文学者協会新人賞、04年『ユウキ』で第44回日本児童文学者協会賞を受賞。他の著書に、岡本順との共著・第17回日本絵本賞を受賞した『きつね、きつね、きつねがとおる』(ポプラ社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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