彦六覚え帖―稲荷町の師匠没後三〇年

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784901174305
  • NDC分類 779.13
  • Cコード C0076

内容説明

一番末の弟子が活写する師匠・彦六の流儀。芸に対する心構え、芝居噺、怪談噺の極意、そして長屋と牛めしと…。

目次

第1章 師匠の面影(晩年の師匠;師匠の面影)
第2章 稲荷町の師匠(稲荷町;お茶が通ります ほか)
第3章 師匠の信条(とんがり;あせり過ぎ ほか)
第4章 正雀ばなし(音曲芝居噺研究会公演記録;「醒睡」演者のことば(正雀)選 清元と音曲噺 ほか)
第5章 脚本芝居『小間物屋政談』(芝居『小間物屋政談』まえがき;芝居『小間物屋政談』)

著者等紹介

林家正雀[ハヤシヤショウジャク]
昭和26年12月25日、山梨県大月市生まれ。昭和49年2月、八代目林家正蔵に入門。前座名を茂蔵、のちに繁蔵。昭和53年9月、正雀で二つ目昇進。昭和57年、正蔵改め彦六没後、橘家文蔵門下へ。昭和58年9月、真打昇進。昭和54年、NHK新人落語コンクールにおいて、「七段目」で最優秀賞受賞。昭和62年、「真景 累ヶ淵・水門前の場」にて芸術祭賞受賞。平成4年、「林家正雀の会」にて芸術祭賞受賞。平成8年、芸術選奨文部大臣新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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qoop

3
師匠彦六をはじめ、著者が落語家人生で深い印象を受けた先達たちのエピソード集。彦六の語る芸談や圓生・志ん生・志ん朝の人物評は特に興味深い。圓生の葬儀の席で〈彼ほどの噺家はもう出ない〉と語ったとする挿話など、意外なようでしっくりくる。協会分裂の正月に取った志ん朝の常にない行動なども面白い。また、馬楽時代の日記を読んで感じた感想とは微妙に異なる色合いの志ん生評など、経年の変化を如実に見る思いもした。2016/07/24

yone

2
林家彦六は自分も直接は知らず、最初は木久蔵(現木久扇)のモノマネだった。昭和の名人を愛弟子が、愛を込めて逸話を語る。たしかCDで柳家小三治師匠が、この正雀師匠が彦六をはっきり受け継いでいるとマクラで話しているのを覚えている。今度正雀師匠の芝居噺見に行こうかな。夏の怪談もいいかな。2015/05/10

かおじ

0
稲荷町は愛らしい。日記も読みたいなぁ。2016/01/03

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