今、話したい「学校」のこと―15歳からの複眼思考(クリティカル・シンキング)

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591134399
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0030

出版社内容情報

正解が一つでない問いと向き合うには、コツがある。「よのなか科」の藤原先生が教える家庭でも、ビジネスでも役立つ思考法!

内容説明

学校のモンダイは、学校だけのモンダイではありません。例えば、いじめ。自殺。体罰。学校で、親子で、どのように話しますか?そこには唯一絶対の「正解」はなく、自分と、関わる他者が納得できる「納得解」を導きだす力が必富です。そのためには、見えるものを上手に疑う「クリティカル・シンキング」つまり「複眼思考」が大事。それは「生きる力」そのものです。その思想や哲学、思考力を鍛えるために、15歳にとって身近なテーマを例にとり、「よのなか科」の藤原先生が解説します。

目次

校長先生の始業式や入学式の話―はっきりいって、つまんなくなかった?
学校トイレ―キタナイのが嫌で、もらしちゃったことない?
給食―おいしくないのは当たり前?
図書室―お化け屋敷になってはいないか?
保健室―なんでみんなが寄ってくるの?
制服か私服か―カッコいい制服着たい?
部活動―体罰は続いてないよね?
ICT教育―タブレット端末や電子黒板、使ってる?
テレビとケータイ―三時間以上だと学力が上がらないってホント?
道徳―八〇〇人の避難所に七〇〇個のロールケーキが運ばれたら?〔ほか〕

著者等紹介

藤原和博[フジハラカズヒロ]
1955年東京生まれ。東京大学入学直後に五月病で夏まで引きこもり気味に。1978年リクルートに入社すると営業や広報部門で手腕を発揮、メディアファクトリーの創業も手がける。リクルート事件では検察に喚ばれた。30歳でメニエル病を発症、以後5年間後遺症に悩まされ、37歳で家族とともに欧州に逃亡。40才で会社を辞める。47歳から5年間、義務教育では東京都初の民間校長として和田中学校を蘇らせ、橋下大阪府知事(当時)の教育政策特別顧問に、3児の父(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡部敬史/おかべたかし

74
文中に「キミが話す英語は、キミが話す日本語を超えない」とあった。これこそ幼少期の英語教育をするうえで、忘れてはいけない至言だと思う2017/08/03

太田青磁

15
民間校長としての経験を個別具体例をたくさんあげて、中学生でも考えられるところまでまとめてあります。いい例と悪い例を先生が実地で示す面接指導や校長から卒業生や地域を巻き込んだ部活動などは藤原さんならではの目の付け方が面白く感じます。2013/07/17

Shun Ito

11
「情報処理力」は勉強することで身につくが、「情報編集力」は幼少期からよく遊んだ人に軍配が上がる。なぜなら遊びの中に無限に「なんでだろう?」と疑う要素が含まれているから。例えば、野球するときにベースがなかったら木の枝4本で囲ってベースを作ったりなど。学校って勉強が全てではないんだよなぁ。2019/10/24

かずぼん

7
著者の持論である絶対解を求める教育から納得解を探求する教育へ、それを形にしたよのなか科という新しいカリキュラムを、中学生の読者を想定して書いたもの。学校での学びが社会に出てから役に立つために、学校の様々な仕組みに対しての問題提起もされている。タテとヨコの関係以外にナナメの関係を大切にすること、ジグソーパズル型学習とレゴブロック型学習とのバランスなど、主張にブレがない。複眼的思考をクリティカルシンキングと読ませていることも批判的という日本語が持つ誤解を回避する巧い方法だ。答えがない問いに如何に向き合えるか。2019/12/24

7
簡単にクリティカル・シンキングを説明したり、現在の学校の大まかなあり方、問題点と改善策などを考えて見る本。藤原さんの本を何冊か読んでいれば、内容はあまり変わりないと気づく。しかし、中学生くらいから実際にこの本を読みつつ一人で取り組めそうな所が、この本の最大の長所であろう。2013/07/03

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