出版社内容情報
万民が幸せに暮らせる世の中をつくるため、後醍醐天皇の討幕計画に応じ、最後まで戦い続けた知将、楠木正成の物語!!
目次
第1章 正義の悪党
第2章 正成挙兵
第3章 千早城の戦い
第4章 建武の新政
第5章 湊川の戦い
楠木正成を知るための基礎知識
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年、大阪府大阪市生まれ。1981年、奈良大学文学部史学科卒業
水谷俊樹[ミズタニトシキ]
作家。1979年、三重県尾鷲市生まれ。2001年、大阪コミュニケーションアート専門学校卒業後、(株)加来耕三事務所勤務のかたわら執筆活動を開始し、2008年に独立する
やまざきまこと[ヤマザキマコト]
千葉県生まれ。北条司のアシスタントを経て漫画の世界に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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bianca
34
あくどい地頭から農民を守っていた悪党(地頭に対抗する集団)の父。正義なのに悪党…。正成もただ全ての民が平和に暮らすことを夢見て戦った正義の人。後醍醐天皇が正成を頼る言い訳で、夢に楠とつく武士が出てきたので呼べと言ったという。幕府と朝廷の私利私欲の権力争いの中で、なかなか農民の負担が減らず苦しんだ。弟ととても仲が良いく、最期の時も一緒に力尽きた。皇居前広場に像がある。2015/05/21
なかしー
24
図書館本。 河内国にて活躍した楠木正成の特集があり、そこから一冊読了。2019/04/05
チロル
7
図書館本。「楠木正成(くすのき まさしげ)」彼は「楠公(なんこう)さん」の愛称で知られている人物です。でも 学校等では習っていなくて… わたしの地元で知られている人物の1人です。しかし どのようなことを成し遂げた人なのか 知らず 本書を手に取りました。「悪党」という表記があり… 悪者のような語り継がれ は聞いたことがなかったので 少し驚きました👀!! が、農民たち庶民の為に 幕府や地頭(じとう: 幕府から派遣された土地の管理人)と戦って「万人の幸せ」を願っていた人物と知り 良い人で良かったと思いました。2024/12/03
けいこん
6
悪党ってそういう言葉だったのか。どんなに賢く強くても、優しくて欲のない人ほど報われないのが、世の中よねぇ。。2016/02/12
頼ちゃん
5
「洛中の火」を読んで、興味を持ったので。2022/03/05