内容説明
こんなかたち見たことない。おどろきびっくり、雪と氷の世界。幼児~小学生向き。
著者等紹介
片平孝[カタヒラタカシ]
1943年、宮城県生まれ。写真家。世界中をまわりながら、雪や氷をはじめ、砂漠や星空の撮影をつづけている。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
167
雪って、ひとつひとつちょっとずつ形の違う結晶が集まって、大きなかたまりになる不思議なもの。マシュマロのようにふんわりしていたはずなのに、屋根の上で、落ちそうなのに落ちない、すごく重くなって崩すことも難しい、しっかりもの。ホットケーキのように美味しそうで、シャーベットのように瑞々しくて。一本の枝があったらしがみついたり、池が凍り始めるときに不思議な模様を描いてみたり。自然の不思議さに興味が生まれてくる写真絵本。溶けては凍る氷柱の長さに時を感じて、風が吹けば小さな雪の玉も転がる。冬になったら探し歩きたくなる。2024/12/14
♪みどりpiyopiyo♪
124
こんなかたち 見たことない! 驚き びっくり 雪と氷の世界へ! 冬の夜、空から雪がしんしんと。朝、外へ出ると、雪や氷のおかしなかたちが、あちこちに。冷たい空気と水が作る不思議な世界を覗いてみましょう。 ■びっくり! お屋根や車上に きのこみたいに積もった雪。雪原をころころころがって大きく育ったロール。暖かな日差しに 伸びてねばって垂れ下がった雪のリボン。霜も氷柱も凍りかけの池もキラキラ。そして 雪景色の上に広がる空の青いこと☆ 雪国の冬景色きれいねー。初めて見るものばかりで、ほんとびっくりしました♪2017/04/29
Kawai Hideki
98
綿帽子のようにドカンと積もった雪や、岩の上に大福みたいに積もった雪、雪の上に残る動物達の足跡、雪の玉が転がってできるローラーのような雪、モンスターのような樹氷、池が凍り始める時に現れる不思議な模様、しぶきが作る氷のシャンデリアなど、冬の不思議な世界が楽しい写真絵本。娘は、ポストの上に積もったコックさんの帽子のような雪がお気に入り。2016/07/10
seacalf
84
以前泊まった美ヶ原高原の王ヶ頭ホテルで見た霧氷の綺麗なことと言ったら。雪や氷は様々なかたちで我々の目を楽しませてくれる。この写真絵本では表紙のインパクトもさることながら、目を見張るような不思議なかたちの雪や氷をこれでもかというくらい紹介してくれていてすごく楽しい。この頃は雪予報を見ると交通障害や雪かきを連想してすぐに大人モードになってしまうが、ザクザクと踏みしめた霜柱の感触やユニークな積雪の観察など在りし日のワクワクした気持ちを思い出させてくれる。2018/04/07
けんとまん1007
78
そうそう、こんな風景、眼にするなあ~と再認識。二つとして同じもの、同じ状態はない。自然の造形のなせる技の結晶。雪国に暮らしていても、新鮮な目で見ることができる。同じものを見ても、何に見えるかは人それぞれなのも、とても興味深い。2022/03/24
-
- 和書
- 軍記物語と合戦の心性
-
- 電子書籍
- 夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~(22)