出版社内容情報
幼い頃からリアルな模型を作って遊んでいた英二は「特撮」という新しい映像の世界を築き、ウルトラマンやゴジラなどを生み出した。
内容説明
円谷英二は、幼い頃から飛行機が大好きで、ほんものそっくりの模型をつくってあそんでいました。英二が子どもの時に夢見た、空を飛びたい、という気持ちは、「特撮」という新しい映像の世界を生みだすのです。
目次
序章 特撮の神さま
第1章 空へのおもい
第2章 映画カメラマン
第3章 ゴジラ上陸
第4章 ウルトラマン誕生
第5章 夢よはばたけ
ためになる学習資料室
著者等紹介
坂本コウ[サカモトコウ]
漫画家。東本昌平氏に師事し、漫画を学ぶ。2008年、FlexComixブラッドにて「かげおに」でデビュー
柳沢宏[ヤナギサワヒロシ]
イラストレーター・構成・脚本家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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kinkin
61
現在の特殊撮影いわゆる特撮の基礎をきずきあげた「特撮の神様」と呼ばれた映像作家、円谷英二。彼の自伝漫画。怪獣映画「ゴジラ」はいろいろな苦労、工夫を重ね大成功をおさめる。その後「ウルトラQ]や「ウルトラマン」で子どもたちに大人気となった。(その子供のひとりが私)いまどきのCGからみれば比較するには難しい部分もあるかもしれない。しかし当時の特撮を作る熱意や意気込みは現代とは比較にならなかったのではないか。図書館本2019/02/01
たまきら
36
私が最初に映画館で見たゴジラは1984年版、かっこよかったなあ…♡そんなゴジラが「G作品」とまるでゴキブリのように描かれていておかしかったです。様々な新しい特撮技術を考案したことを紹介するドキュメンタリーを見たことがありますが、円谷さんの人生を詳しく見たことはなかったので興味深かったです。真珠湾のミニチュアなど様々なエピソードに驚かされましたー私がウルトラマンやゴジラを見て驚いたのと同じように。円谷さん、本当にありがとう!2024/02/12
雨巫女。@新潮部
9
《私-蔵書》円谷監督も、飛行機乗りになりたかったんですね。リアル過ぎたから、撮影できない時も、あったけど。素晴らしい映画や、撮影技術を残してくれてありがとうございます。 2022/02/27
ミナ
7
置いてあったら気になって気になって。ウルトラマンを見て育てば自然と道徳心も育まれるよ。子ども向けだからではなく、誰が見ても楽しくしかし学ぶこともできるメッセージ性の強い作品はやはり作り手の情熱あってこそ。『ハワイ・マレー沖海戦』を見たいんだけど、どこかで見られないものか。特撮技術は素晴らしいのにCGの普及でその技術も失われつつあるし、円谷英二の意志とともに受け継がれていってほしいのだけどなぁ。2019/07/02
りるふぃー
5
ゴジラ、ウルトラマン、全く興味なかったけれど、この伝記を読み、観てみたいと思いました。3DCGなどと違って、初期のゴジラは、温かみが感じられそうです。2022/01/04