内容説明
禁断の国チベットは、命がけで聖都をめざしたヨーロッパ列強のスパイ、軍人、探検家、宣教師、神秘主義者、登山家たちによって、いかにそのヴェールをはがされていったのか。
目次
禁断の国チベット
モントゴメリー大尉の偽巡礼スパイ
マニ車と六分儀を手に、ラサへ
世界の屋根に金を求めて
聖なる都への競争の始まり
ラサにかけた四つの夢
探検家の死
ランドーの奇想天外な冒険
スージー・リンハルトの悪夢
ついにラサへ
「炎のように輝く黄金の屋根」
雪の障壁
ラサ、警戒を緩める
神の国への降下
ラサの紅衛兵
著者等紹介
ホップカーク,ピーター[ホップカーク,ピーター][Hopkirk,Peter]
1930年生まれ。ITN(英国独立放送公社テレビニュース)のリポーター及びニュースキャスター、デイリー・エクスプレス紙のニューヨーク特派員を経て、中東・極東地域の専門記者としてタイムズ社におよそ20年勤務。この間、中央アジア、コーカサス、中国、インド、パキスタン、イラン、トルコ東部を広く旅行する。その後文筆活動に専念し、これらの地域を舞台に6冊の著書を執筆している。著書は世界14か国で翻訳され、1999年にはその著述家・旅行家としての功績に対して、王立アジア協会からパーシー・サイクス卿記念メダルが与えられた
今枝由郎[イマエダヨシロウ]
1947年生。大谷大学史学科卒。パリ第七大学国家文学博士、チベット歴史文献学専攻。フランス国立科学研究センター研究ディレクター
鈴木佐知子[スズキサチコ]
1973年生。京都大学仏文科卒。翻訳家
武田真理子[タケダマリコ]
1973年生。名古屋大学言語学科卒。翻訳家
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