出版社内容情報
先人たちはどのように日本の国土を認識していたのか。古代にはなぜ、しばしば宮都の位置が遷されたのか。なぜある時代には山中に、あるときは平地に築かれたのか。どのように城下町が形成され、都市が発達していったのか。さまざまな地図を読み取り、地形を読み取ることで、歴史の底流に迫る。
内容説明
立地を知れば歴史が見える。都が北へ、内陸へと移動したのはなぜか。城郭が時には山の上に、時には平地に築かれた理由。どのようにして城下町が成立し、どのように都市が水陸交通と結びついていったのか。地形図や古地図、今も残る地形を読みながら、私たちがたどってきた歴史の底流を追う。大好評の歴史地理学入門第2弾。
目次
第1章 国土をどのように認識してきたのか―日本図を読む(古地図とは何か;古代国家の政策と「行基図」に関わりはあるのか ほか)
第2章 宮や都を遷したのはなぜか(「内陸の宮」と「臨海の宮」;飛鳥諸宮と難波宮 ほか)
第3章 古代・中世の山城と平地の居館(古代の山城の例―大宰府の大野城と椽城;近隣住民が逃げ込む城―「逃げ城」と神籠石 ほか)
第4章 城はなぜ山から平地に移動したのか(山城から平城へ―上杉氏と毛利氏;山城から麓・平地への移動―鳥取城・岐阜城 ほか)
第5章 都市はどのように交通と結びついていたか(街道の規模と機能;中世の貿易都市―堺・博多 ほか)
著者等紹介
金田章裕[キンダアキヒロ]
1946年富山県生まれ。博士(文学)。京都大学名誉教授。京都府立京都学・歴彩館館長。京都府公立大学法人理事長。礪波市立礪波散村地域研究所所長。専門は人文地理学、歴史地理学。69年京都大学文学部卒、74年同大学大学院文学研究科博士課程修了。94年同大学文学部教授、01年副学長、04年理事・副学長、08年大学共同利用機関法人・人間文化研究機構機構長を歴任。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
-
akky本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
Mistral_K
Eddie
るぅ
たかぴ