ノベルズ・エクスプレス<br> 世界一かわいげのない孫だけど…

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ノベルズ・エクスプレス
世界一かわいげのない孫だけど…

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591130292
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

引越して、新しい環境が気に食わない美波は心にバリアをはって・・・。不器用な少女が新たな絆を育み居場所を見つけるまでの物語。

転入した学校も、同居を始めた祖母も、全て気に食わない美波。
けれど、落語のネタにしようと祖母の言動を観察するうち、何かが変わり始めて……。
不器用な少女が周囲との絆を育み居場所を見つけるまでの物語。

◆ズッコケ文学賞受賞作家、待望の2作目!◆

1 どいつもこいつも大きらい!
2 なぞかけなさい
3 子どもの日にババポシェット
4 落語はいかが?
5 ニラを見つけに
6 もどらない笑顔
7 魔のすむ文化発表会
8 秘密のババ園
9 恐怖のXデー

内容説明

住みなれた東京から、祖母のいる田舎にひっこしてきた美波。家も、学校も、町も―どこにも居場所がなくて、とにかく全てが気に入らない。けれど、演劇部に入ったところから、何かが少しずつ変わりはじめて…。意地っぱりで不器用な少女の、心の再生の物語。

著者等紹介

荒井寛子[アライヒロコ]
大阪府生まれ。2008年に第1回ポプラズッコケ文学賞優秀賞を受賞。受賞作の「ナニワのMANZAIプリンセス」でデビュー

勝田文[カツタブン]
愛知県生まれ。幅広い世代から人気の漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるき

12
可笑しい。御祖母ちゃんと同居するために東京から地方へ転校した美波。気が強くて頑固者なので家族とも友達とも衝突してばかり。同級生だったら苦手なタイプだけど、大人の視点で見るとひねくれ方が最高に可愛い。なんだかんだあって上った高座でのネタは大嫌いな御祖母ちゃん。似た者同士の祖母と孫の掛け合いが面白かった。2015/10/01

tan

8
次の本が届くまでのつなぎに読んだ児童書。子供向けに読みやすく書かれていたけど、最後まで頑固なおばあちゃんは「元気のしるし」と見せたいのかもしれないけど、ちょっと偏屈すぎかな?もう少し優しい面も見せてあげたほうがほろっとくるし、後味もスッキリしたと思う。小学生では落語ネタは共感できないだろうし、表紙絵の可愛さと内容が合わない気がしました。2015/04/16

はゆ

3
娘が面白い!と太鼓判を押していたので読んでみた。確かに。落語という切り口も新鮮。なかなか、ここまで嫌味なおばあちゃん、最近はいないんじゃないかな。それを笑いに変えられるのがすごい。2016/02/08

ふわり

2
娘が小学校図書館から借りた本。 題名に惹かれて読んでみた。 落語を取り入れた面白い話だった。 アズキ(ショウコ)が陸上部なこと、ルミが 三味線を習っていること、繋がって面白かった。 私は、ミナミの言葉使いがあまり好きではなかったけど、 現代小学生には、この言葉使いの方が、入りやすいのだろうか。 ネガティブなことでも、ユーモアがあれば、明るいかんじになれる。教えてくれた。 そのユーモアが難しいんだけども。。 ぜひ、子どもには、ユーモアを磨いて欲しいと思った。2019/12/29

やまてる

2
意地っぱりで不器用な少女の成長物語。東京から祖母のいる田舎へやって来た小学5年生の少女・美波。なんで田舎の町に。同居する祖母は毒舌。嫌味ばかり。何もかも気に入らない。そんな美波を変えたのは、二人の親友。そして落語だった。ちょっとずつ、変わる美波。そんな折に、親友との行き違い。そして、クライマックスの高座。ズッコケ文学賞受賞作家、待望の2作目!素直な気持ちをさらけだせば、自分が変わる。とても読みやすく、大人も楽しめる児童書。暗澹たる気持ちが、スカッと晴れて、読み心地が良い作品だった。2014/05/13

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