出版社内容情報
鎌倉幕府を倒し、新たに室町幕府をつくった足利尊氏。武士の世をもたらすために戦った尊氏の行き様とは!? 情け深く人望厚き武将が
内容説明
情け深く、人望厚き武将。新たな武士の世を切り開く。
目次
第1章 足利の子
第2章 後醍醐天皇御謀反
第3章 高氏挙兵
第4章 親政
第5章 南北朝
足利尊氏を知るための基礎知識
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年、大阪市生まれ。1981年、奈良大学文学部史学科卒業
すぎたとおる[スギタトオル]
1969年、福岡県北九州市生まれ。1996年、第二回集英社青年漫画原作大賞を受賞。2002年より東京コミュニケーションアート専門学校講師となる。現在は同じグループの東京デザインテクノロジーセンター専門学校講師
早川大介[ハヤカワダイスケ]
1977年、静岡県生まれ。1999年、東京コミュニケーションアート専門学校卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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喪中の寺ちゃん
33
漫画足利尊氏伝。本当に不思議でチャーミングな人である。私は足利尊氏が好きだ。もっと人気があって良い人だ。何不自由ない源氏の名門に生まれ、優柔不断で気前が良くて何でも惜しみ無く他人に与え、攻められれば寺で謹慎、寛大で他人を憎まない。こんなお坊ちゃまらしい人なのに、やっている事は裏切りばかりという不思議(笑)。鎌倉幕府を裏切り、後醍醐天皇を裏切り、弟・直義を倒す。しかし後醍醐が亡くなると悲しんで寺を建てる(笑)。んもぅ…どうしたいんや!という感じで憎めない。甘さも弱さも全開の英雄というのは珍しい。2015/04/23
Teruhisa Takii
2
気弱な性格だったのですね。2019/10/07
空
2
足利尊氏のイメージが変わった。高時の描写は権力の儚さを感じさせて良かったと思う。2013/02/03
みうら
1
『極楽征夷大将軍』を読んであまりにも情けない足利尊氏の生涯を、子供向け漫画では一体どのように書かれているのかと気になり読了。頼りない行動を尊氏が行うことで周りにもたらす影響や心情は描かれていないが、頼りないことをやっている事実はちゃんと描かれており、また加来耕三の解説文でもなかなか辛辣に評価している。こんなにも頼りなく実質的に取り仕切っていたわけでもない尊氏がなぜにもこんなに名前だけが知られているのか気になるところ。創設者だから仕方ないとしても弟の足利直義にもう少しスポットが当たっても良いのでは。2024/03/10
畳
1
なんて頼りない主人公だ…と思ったけど解説に納得。なんとなくキリっとした為政者のイメージがあったけど支えてあげたくなる系おぼっちゃんだったのか。本人的にはのんびり暮らしたかったのかも。あと新田義貞はちょっと不憫だ。2016/04/02