ポプラ文庫ピュアフル
ROCKER

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591127247
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

プチ不登校の女子高生ミミとテキトーな高校教師・永生。ふたりは、元いとこ同士。ミミは、ある事件をきっかけに、友だちをつくらず、学校ではひとりで過ごしているが、永生のアパートにはよく遊びに行く。そんなある日、ミミのことが好きだという高校生が現れる。彼は、永生が教える学校の生徒で、ロック部の創設を目論むのだが―第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞した、心に響く青春小説。

著者等紹介

小野寺史宜[オノデラフミノリ]
1968年、千葉県生まれ。2006年、「裏へ走り蹴り込め」でオール讀物新人賞を受賞。2008年、『ROCKER』で第三回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかだ

48
それなりに楽しめた。友達は作らない主義で学校にも極力行かない女子高生と、ゆるい感じの高校教師、いとこ同士の少し変わった日常物語。ミミとエイくんの周りに個性豊かな人々の繋がりが広がっていく。ミミとクラスメイトの佐和が不器用ながらも少しずつ近づいて親友になっていくところにグッときた。エイくんのRockはかっこいい。言ってることコロッコロ変わるけど、どの言葉も妙に説得力があって不思議。魅力的だった。このイトコ同士二人の関係はこの先どうなるのかな。ずっと一緒にいてくれたらいいなぁ。2018/08/08

あっ!chan

39
小野寺さんがマイブームになっている妻から「面白いよ!」と勧められて読んでみました。確かに「まち」をはじめ落ち着いた感じのハートフルな作品が多かったような感じがしますが、これは確かに躍動的でユーモラスな雰囲気いっぱいです。個性的な登場人物たちが生き生きと活躍し、物語の世界に引き込まれます。例によって悪~い人が全然出てこないのも健在で、読書がちょっと苦手な若者でも楽しく読めそうです!2020/01/22

カブ

37
「ひと」を読んで、小野寺史宜氏を知りたくなり読みました。登場人物たちが生き生きと描かれていて、会話もテンポよく面白かった。たぶんもう少し小野寺さんを読むと思います。2021/07/17

タルシル📖ヨムノスキー

29
ある出来事から人との関わりを避ける不登校気味の女子高生・ミミと、少し風変わりな高校教師・永生の緩やかな日常の物語。…とは言っても2人は実は夫婦で…などといった80年代のベタ甘ドラマなお話ではない。…もしかしたら将来的にそうなるかもしれないけれど。タイトル通り一応はロッグがテーマだけど、主人公のミミがバリバリのロックンローラーというわけではない。それでもこの手の小説のお約束、最後のライブシーンは胸アツ。♬スタンド・バイ・ミー♬はやっぱり染みるね。ブルースマン・蓮見計作みたいなカッコいいオヤジになりたい!2021/11/29

けえこ

15
元いとこ同士の女子高生と高校教師、2人を取り巻くロック好きの人々の群像劇。 遠いようで近いようで…元いとこって、身内未満の微妙な関係。 くっついたり、離れたり、楽しそうな高校生活。2023/07/13

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