内容説明
観察と実験で科学の常識をかえたガリレオ。かれは、教会との対立によってくるしみながらも、自分の知りえたことを人びとに伝えていきました。そんな「天文学の父」と呼ばれるガリレオの生涯をのぞいてみよう。
目次
序章 大聖堂のシャンデリア
第1章 けんか屋ガリレオ
第2章 ピサ大学講師ガリレオ
第3章 ガリレオの黄金期
第4章 天文学への招待
第5章 それでも地球は動いている
ためになる学習資料室
著者等紹介
能田達規[ノウダタツキ]
漫画家。1989年、第1回ファミ通マンガ大賞入賞。月刊アスキーコミック『がらくた屋まん太』でデビュー。秋田書店少年チャンピオンにて代表作『おまかせ!ピース電器店』を連載
渡部潤一[ワタナベジュンイチ]
天文学者。国立天文台教授兼天文情報センター長。テレビ出演や数多くの著作物により、天文学をより身近に感じられるように活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
30
「それでも地球は…」の有名な言葉が知られている真理の追及者、娘さんデビューです。…ていうか、オカンも伝記として読むのは初めて。賢いけれど不器用なお人柄として描かれており、悲惨な晩年にしんみりしました。娘さんの死があったからこそ、彼は恐れを捨てて最後の本が出版できたんだなあ。しかし宗教などが生む盲従、本当に怖い…。2021/03/27
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
20
クリスマスプレゼント用に。子供の頃は世界の偉人全集をよく読んでた。マンガ版も読みやすいね。1609年自作の望遠鏡が完成し、天文観測を始める。1610年「星界の報告」を出版する。子供時代のガリレオのよく考えて理屈っぽいのが可愛い。親の期待してる医者ではなく数学や物理学の面白さに目覚めて実験を繰り返す。「振り子の等時性の法則」の発見、そして大学の先生に。そこから望遠鏡を自作し「観測」の科学の基礎を作り上げた。タイムマシンに乗って、アリストテレスに会いたいと思ってたけどガリレオの講義を受けたいな。2022/12/11
りるふぃー
11
権力者の圧力が怖い。火あぶりになるかもしれない状況でも、なんとか真実を主張し続けようとした生き方が、胸に迫る。2021/12/27
Eri
7
娘小3図書館。 自分の実験や考察が正しいと思っても、この時代に教会と対立することは並々ならぬ信念があったことかと思います。 斜面を使った球体の実験装置が、まだイタリアで大切に保存されているのがスゴイ!2022/01/30
ベル
6
【宇宙⑬】本書は伝記マンガです。分かりやすく、バランスよく、ガリレオの生涯が描かれています。様々なガリレオの発見や、時代背景の説明もあり、十分大人の鑑賞に足る一冊だと思いました。◆児童書なので、本書のガリレオは、真実を希求し、行動し、その大切さを訴えた人物として描かれています。が、アリストテレスの定理にさえ疑いの眼差しを向けるガリレオから、批判的精神を持つことの重要さを読み取る子供もいるかもしれないなと思いました。いないでしょうけど。◆ガリレオの没年にニュートンが生まれたという偶然にちょっと感動しました。2016/03/08
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