内容説明
誰でも年をとることからはまぬかれない。三人組もどのように年齢をかさね、人生をかさねるのか!?ズッコケ三人組の担任だった宅和先生。三人組を6年間見守り共に卒業した宅和先生が…。
著者等紹介
那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業後、文筆生活にはいる。主な作品に、1978年発表の『それいけズッコケ三人組』をはじめとする「ズッコケ三人組」シリーズ(巖谷小波賞)があり、2004年12月『ズッコケ三人組の卒業式』で完結した。ほかにも『さぎ師たちの空』(路傍の石文学賞)、「お江戸の百太郎」シリーズ(日本児童文学者協会賞)『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
53
46歳はこれまでのシリーズの中で一番重い題材。 登場人物たちの死というものが明確に描かれることであり、これまでそういう類いとは無縁だったので驚く。 悪いことは続くとばかりに関係者の死が続き、遂には宅和先生にまでその影が。 シリーズの中でも重要な人物であり、3人組をはじめとした6年1組のまとめ役だったので感慨深いものが。 とはいえ後半の手紙の件は果たしているものだったのか。 まあどんな人間でも、やんちゃの1つや2つはあるのものと思わせたかったのかもしれない。2021/09/28
ゆにこ
34
宅和先生の事はとても残念。三人が歳を重ねる訳だから、このような展開になるのは仕方ないけどやっぱり寂しい。モーちゃんのお父さん、お兄さんの話や文化祭の話は懐かしかった。2016/03/03
りえこ
17
たくあんが亡くなってしまい、寂しいです。歳をとっていっているんだなぁ。年齢に応じた物語になっていて、面白いし読みごたえがあります。2013/04/26
zanta
14
276/10/6/2016 この巻は、リアルなこの年代の悩みが描かれていると思う。私もあと30年位経ったら、若い頃に大恋愛をしたとか言っているかもしれない。いやいや、そこじゃなくて、親が弱っていくこととか。ハカセが結婚してハカセの飄々とした良さがちょっと減ってしまった気もする。こういう仲間いいな、と思いながらも暑苦しいかもと思う駄目人間の私。ギスギスしている現実が読書の邪魔をする。2016/10/06
カープ坊や
12
先にage47 age48読了のため とりあえずシリーズ完読。 年末発売のage49が待ち遠しい限りです。 それにしても 今回亡くなられたタクワン先生を始め 小学生時代の仲間達と48歳になっても、いまだに交流のある ハチベイ達は 羨ましい。 2014/02/26