目次
第1章 神のみちびき
第2章 出発の決意
第3章 オルレアンの解放
第4章 とらわれたジャンヌ
第5章 ジャンヌの決断
ためになる学習資料室
著者等紹介
虎影誠[トラカゲマコト]
漫画家、イラストレーター
安達正勝[アダチマサカツ]
フランス文学者、歴史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
38
正確な年齢もよくわからない15世紀の女性を、よくここまで描けたなあ…としんみりしました。特にキリスト教の歴史になじみのない日本の子どもに「神」を説明するのはさぞかし苦労だと思います。山岸凉子さんの「レベレーション」も全巻まとめて読むのを楽しみにしているところですが、純真さを利用されたとしか思えぬ彼女の史実を把握した今、彼女の裁判の時の言動をより詳しく読みたいな、と感じました。…娘は王様にむかつきっぱなしでした。2021/03/22
十六夜(いざよい)
18
悲劇の少女として有名なジャンヌ・ダルクだが、当時のざっくりした情勢しか予備知識がなく、興味があった。ストーリー自体は子供でも分かるように、簡潔に描かれているが、実際ジャンヌはもっと酷い扱いを受けたと聞く。読んだら子供にあげようと思っているが、果たして興味が湧くかな〜。2022/01/11
どあら
18
図書館から借りて読了。2020/11/08
リトル
15
つねに神の声に耳を傾けていたジャンヌ・ダルク。その純粋さが民衆や王太子(シャルル7世)を引きつけたのだろう。イギリス軍に捕らわれ、火あぶりの刑になってしまったのは残念だけど、ジャンヌ・ダルクの残した功績は大きいと思う。2019/03/27
hannahhannah
15
打算や計略とは無縁で、猪突猛進のジャンヌの純粋さは人々を惹きつけ、それまで自分たちの土地しか意識してなかった人々に初めて国を意識させた。フランスのために戦うんだと兵士たちの士気は上がった。また、ジャンヌは敵兵を埋葬する際に涙を流していたこともあるという。17歳で軍隊を率いて、19歳で処刑されるまで僅か2年。あまりに激しい人生だった。ジャンヌ・ダルクの肉体は滅びたかもしれない。だが、彼女が成し遂げたこと、そして精神性は今日でも語り継がれ、生き続ける。2017/02/16
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