内容説明
貧しい生活を送りながらも、熱心に研究を続けたキュリー夫人。女性として初めて、しかも二度のノーベル賞にかがやいた天才科学者の努力と栄光の物語。
目次
第1章 実験道具
第2章 マーニャの決心
第3章 パリへの旅立ち
第4章 運命の人は実験室で
第5章 神秘にかがやくラジウム
第6章 栄光と悲しみと
第7章 科学の未来を信じて
ためになる学習資料室
著者等紹介
小林可多入[コバヤシカオル]
角川書店・月刊ASUKAにて「チャイナガール」を連載、ベストセラーとなる
杤山修[トチヤマオサム]
元東北大学多元物質科学研究所教授。専門分野は原子力バックエンド工学。現在は、公益財団法人原子力安全研究協会処分システム安全研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
30
21世紀にもなっていまだに「夫人」表記かい!とも思いますが、マリーさんだったらたいして気にしないかも。子供のころ好きだった寒いので布団の上に椅子を乗せたり、料理の時間が惜しくてカブをかじってた…などのエピソードも懐かしいな。ピエールさんの何が言いたいかわからないラブレターも微笑ましかった。いまだに放射性物質を放ち続け鉛の箱に収められている彼女の遺骨や身の回りの品のことを、レントゲンを初めてとった娘に話しました。あの重たいベストの意味がようやく分かったようです。2021/01/22
小島輝彦
3
歴史に名を残すような人には様々な特徴があります。そんな人達の本を読んでいると、自己概念が書き換えられていく。そういうことが、とても大切なことだと思います。
サト
2
少女まんがのフォーマットで描かれるキュリー夫人。好奇心旺盛な幼い頃、夫を亡くしてひたむきに研究へ向かう姿。可愛らしさと強さを兼ね備えた人です。論文みたいな手紙を送ってくる夫との共同研究や、新婚旅行を自転車で回るという周りの目を気にしないしたたかさ。研究そのもの以上に、その生き方から学ぶ所が多かったです2025/01/04
Teruhisa Takii
2
何故 日本では本名でなく 夫人 と言うのであろうか。2020/10/04
サラサラココ
2
小1、第6章の事故のところが悲しかった。2020/03/16