内容説明
ひっこしてきたばかりのさっこちゃんは、はやくおとなりのおんなのこにあいたくてたまりません。どんなこかな？なかよくなれるかな？のはらのおへやで、いっしょにあそびたいな。おさない日の幸福な出会い。
著者等紹介
みやこしあきこ［ミヤコシアキコ］
宮越暁子。１９８２年、埼玉県に生まれる。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。在学中より絵本を描き始め、卒業後、フリーのイラストレーターとして活動しながら、絵本の制作に取り組んでいる。２００９年、第２５回「ニッサン童話と絵本のグランプリ」で大賞受賞。受賞作『たいふうがくる』（ＢＬ出版）が２００９年に刊行される（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
177
主人公の少女さっこちゃんが、新しい家に引っ越してきた場面からはじまる物語。新しい景色に興味津々。早く遊びに行きたいけれど、あんまり遠くにいかないでって。広がる春の野原はタンポポ畑。その近くには真っ白なクローバー畑。自然豊かなんだけど、お隣の家には同い年の女の子がいるんだって。はやくあいたいな。花を摘んでいると楽しいものを見つけちゃった。これはなんだろう。わあ、かわいい。子どもたちの出会いは垣根なく真っすぐで、読んでいて爽快。こういうありふれた喜びを感じられる絵本は貴重です。気持ちが自然と穏やかになります。2023/08/17
tokotoko
48
「嬉しい」っていう言葉は、結構小さい頃から使っていた気がしますが、みなさんは、初めて“嬉しい”って感じた出来事を覚えていらっしゃいますか？私は、保育園の時に、多分悪いことをして、押し入れに入れられて・・・出してもらえた時の廊下が明るかったことが、一番古い「嬉しい」記憶です。この本は、ひっこしてきたさっこちゃんが「嬉しい」に辿り着くまでの一歩一歩がゆっくりと書かれています。私の押入れ事件とは違うけど、ほっとくと忘れちゃう小さな「嬉しい」です。可愛い絵と一緒に楽しんでね！甘ーいホットミルクみたいな１冊です。2014/08/27
ぶんこ
47
引っ越してきたさっこちゃん。お隣には同い年の女の子がいると知って、早速会いに行きますが留守。残念。お隣との間の野原に猫。ついていくと茂みの中がお部屋のようになっていて、おままごとセットが置いてありました！驚いたとともに、夢が膨らんだでしょう。野原でお花を摘んでバスケットに飾ります。他のお花を探して戻ると、おままごとセットがひろげられていました！お隣のよしこちゃんでした。素敵な出会い。2025/06/16
ヒラP＠ehon.gohon
38
野原の茂みに見つけたおままごとセット。まだ会ったことのないおとなりさんとのやりとりが、微笑ましく感じられます。こんな出会いがあって、知り合いができたら、お引っ越しも楽しいですね。 春の花で作った花飾りが素敵でした。2020/03/24
小夜風
36
【図書館】わぁ♪素敵でした♪読んでいてドキドキしちゃいました。引っ越してきたさっこちゃん。早くお隣の女の子に会いたいのですが、お留守のようです。家と家の間の野原を通ってみると…。秘密基地って男の子のものだと思ってたけど、こんなお部屋なら女の子でも遊べますね♪2015/02/14
