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ヒロシマ〈3〉めぐりくる夏

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591125236
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

1977年、戦後の復興は人類史上はじめて飢餓からの解放を日本にもたらした。と同時に大切な何かを失いかけたはじまりでもあった。広島でお好み焼の店をきりもりする三代の女性の人生を通して、日本の地で生きる人々の戦後史をたどる。

著者等紹介

那須正幹[ナスマサモト]
1942年、広島に生まれる。島根農科大学林学科卒業後、文筆生活に入る。主な作品に、1978年発表の『それいけズッコケ三人組』をはじめとする「ズッコケ三人組」シリーズ(巖谷小波賞)があり、2004年12月の第50巻『ズッコケ三人組の卒業式』で完結した。ほかにも、『さぎ師たちの空』(路傍の石文学賞)、「お江戸の百太郎」シリーズ(日本児童文学者協会賞)、『ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー』(野間児童文芸賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

30
桜内忍さんさ、それは非道いだろうよ、と思うけど、それなりに落ち着くべき形に落ち着いて良かった。読み応え十分な物語だった。2011/12/25

ともとも

25
この話も、とても不器用なんですが、丁寧で、一生懸命に生きている 健気さと強さを感じさせれてしまいました。 どうなるか?ハラハラしつつも、心温まる家族の話、お好み焼に 多くの意味で心とお腹が温まり満たされながらも、幸せな気分や勇気を与えてもらったかのような感じにさせられてしまいました。 平和や命の繋がり、人の心を感じ、考えさせられながらも、 その尊さを痛感し、そしていかなることがあってもそれが続くことを願うばかりです。 2016/12/23

zanta

12
33/2/2/2017 すっかりなじみとなった三人の生活をハラハラしたり共感したりしながら読んだ。また今作は、私自身のかつて経験したこと・実際の出来事が物語の背景として描かれていて、懐かしい気持ちにもなる。より身近にも感じられる。悪い人はいないんだなと改めて感じるし、どんな困難でも、その向こうに進んでいく力を持ちたいと思う。2017/02/02

カープ坊や

11
先日亡くなられた那須さんの追悼を兼ねて、76回目の「あの日」を前にシリーズ3作を再読。 読メ記録以外にも、何度も何度も再読してストーリー全て分かっているのに。。。。。。何度再読しても毎回号泣してしまうシリーズ。  「妻への遺言……棺桶にはこの3冊と、はだしのゲン10冊を入れてくれ」と伝え済みです。2021/07/31

ヒラP@ehon.gohon

9
1作目で原爆被災者を、2作目で被爆2世を語ってきた『ヒロシマ』の3作目は被爆3世の生活が中心となりますが、8月6日に起こった家族の来歴を、みんなが共有することになりました。 重ねて、和子は亡くなっていたはずの恋人の、志乃は自分の父親の存在を知ることになります。 3作に渡って、家族とは何かを突き詰められて作品。 家族にとって何が一番大切か、3作を通して教えられたように思います。2016/08/10

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