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五龍世界―WOOLONG WORLD〈2〉雲谷を駆ける龍

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591124482
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

おさげカンフー娘に千里眼の美少女、やきもち妬きの式神に金髪の青年牧師、そして無邪気で凶悪な聖なる龍人…彼らの向かう先は何処―?躍動する世界とドラマ、待望弐巻登場。

著者等紹介

壁井ユカコ[カベイユカコ]
沖縄出身の父と北海道出身の母をもつ信州育ち。学習院大学経済学部経営学科卒業。第9回電撃小説大賞“大賞”を受賞し、2003年『キーリ死者たちは荒野に眠る』(電撃文庫)でデビュー。ライトノベルから青春小説まで幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エンブレムT

59
主人公・ユギの気質そのままな『陽』の物語だった前巻に比べると、交代した主人公・碧燿(ヘキヨウ)の気質『陰』を受けた今巻は物語の印象がかなり変わってきておりました。登場人物もほぼオールキャストが絡んでくるのだけれど、カンフー少女に対する時と千里眼の美少女に対する態度はいろいろと違うので、彼らの印象も変わってきて面白かったです。でも、物語の時代背景が思っていたよりもずっと近代だったということがわかり、しかも日本が絡んできたりと、ファンタジー的な荒唐無稽さを素直に面白がれない部分も出てきたようにも思いました。2013/11/07

ひめありす@灯れ松明の火

52
壁井ユカコここに極まれリ!といった後ろ向きうじうじ加減と、ぷつっとした瞬間に非常に強くなる少女たちと、人間じゃないけど格好いいのと、適度にグロくてキレかかっている男性陣で、非常に楽しめました。碧耀とユギは本当に親友同士なんだな、と思いました。だからこその羨望と対抗心と行動で、裏で動いている事が後ろめたくて悲しい。碧耀は今まで色々なことを迷惑がって、否定して、やっと自己を作っていたけれど、これからは自分の気持ちで生きていかれるな、と思います。イルラックの不幸加減がとても好き。穴から這い出てきたって……!2011/10/30

のほほん@灯れ松明の火

34
ユギの成長の続きを!…と思ったら、主人公が碧耀で、まずびっくりでした。 碧耀の全てをあきらめて達観したような考え方が、前作の主人公だったユギとは真逆で、読み始めは 太陽とお月さまの様に感じました。自分で何も決めず、ただただ流されるまま生きてきた碧耀が、自分の意志に気付いて、どんどん成長していく様子は、とても小気味良かったです。イルラックをめぐってユギと碧耀の関係はどうなるのでしょう…。続きが楽しみです。2011/10/27

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

34
妓女・碧耀の落籍が決まり良人のいる都へ行くことになりました。その道中一行は山賊に襲われ・・。シリーズ第2弾。碧耀の年齢にそぐわない老成さ。しかしそれは達観からくるものではなく、自分で考えることをやめて他者に責任をなすりつけていたから。そんな碧耀が今回の一件を通じて、誰かに言われたのではなく自身で選択した道を見つけることができて良かったです。そして老大嬢と老大爺。二人の夫婦愛が素敵でした。それにしてもイルラックは登場するたびに満身創痍ですね。次は誰が主人公なのでしょうか?続編が待ち遠しいです。★★★★2011/10/14

キキハル

32
今回の主人公はユギの友人でもある碧耀。妓楼の妓女でしたが落籍されて都へ行く途中、何者かに襲われてしまい・・。今まで自分の意志などなく他人のいうままに動いていた碧耀が、そんな己に気づき、顔を上げ胸を張り前を向いて生きようとする物語。元気娘のユギの活躍が見られなかったのは残念ですが、その分イルラックが面白かったので良しとしよう。いや、そう言っては気の毒なほど大変な目に合っていたわけで。この人は不運を呼び込む才能があるのかもね。大変ユニークな存在です。次はユギと左慈にたくさん活躍してほしい。あ、イルラックもね!2011/10/03

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