耳の聞こえない私が4カ国語しゃべれる理由

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784591124147
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

30歳で外資系一流企業に就職した変わり種キャリアウーマンのへこたれないトンデモ半生記!生まれは、ソウル。4歳で親に捨てられ、6歳で聴覚を失う。12歳の時、銚子で韓国スナックのママになっていた母に連れられ日本へ。耳は聞こえず、言葉もわからず、学校ではイジメにあう散々な毎日。成績もどん底で、なんとか入れたのは地元の超ヤンキー高校だった。そんな彼女が、なぜ世界へ羽ばたいていけたのか―。

目次

第1章 韓国語(親に捨てられた四歳のわたし;金もうけの天才!;ふたたび捨てられ、そして音を失う)
第2章 日本語(言葉も通じない国でただひとり…;日本語をマスター!;石橋家での日々;まさに地獄!母との生活)
第3章 英語(英語を身につけてみせる!;人生のテーマ、それは…;「うつ」になっちゃったわたし)
第4章 スペイン語(三年で三十か国の海外放浪スタート!;スペイン語習得と、もうひとつの出会い)
第5章 世界一というステージ(ゴールドマン?;婚活ッ!!;挫折、ふたたび「うつ」へ;転職、出産、そして…)

著者等紹介

金修琳[キムスーリン]
1972年4月9日、韓国ソウル生まれ。聴覚障害を持ちながらも、韓国語、日本語、英語、スペイン語の4カ国語を話す。2歳の時に親が離婚、4歳で親に捨てられ、6歳までに聴覚を失う。12歳の時、日本人と再婚して日本に来ていた母親の導きで来日、千葉県銚子で中学・高校時代を過ごす。高校卒業後、一念発起して単身イギリスへ留学し、帰国後、日本の短大を卒業すると王子製紙に就職する。入社4年目、「うつ」になり、退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はな

43
図書館本。まさに波乱万丈という言葉が似合う女性だと思う。親に振り回され苦しい思いをたくさんしているはずなのに、何とかなるかなって思えるポジティブさに脱帽。聴覚障害であっても言葉の獲得するために努力を惜しまない、自分がこうだと思ったことはやり抜こうとする強い気持ちに共感した。2016/05/24

AKIKO-WILL

43
4ヶ国語話せるのタイトルに惹かれて読みましたが、語学のノウハウを知りたいと思ったけどそれよりもこんなにも波乱万丈な人生があるんだ。ドラマよりも凄まじい人生に芯の強い女性だとただ感心と尊敬してしまいます。幼少時に何度も親に捨てられ、韓国〜日本に来てからも大変な日々。そして耳が聞こえないハンディキャップを持ちながらも自分自身で未来を切り開いていこうとする行動力。人は、何度でもやり直せるんだ。と著者の本を読み、学びました。あとは、やっぱり行動力ですよね。2016/05/22

草食系

21
語学習得の本ではないです。親に何度も捨てられ、途中で聴覚障害になりつつも、腐ることなく、行動力とその場を楽しむ事を大切にした、思考の切り換えの早い女性の物語。ピンチをチャンスに、とはよく聞きますが、リアルにそれを実践できている軌跡はもう見事。与えられた環境が過酷でも、愚痴る前にどうすれば良くなるか考えて実行する、その繰り返し。強いというより伸びやかで、世界を肯定的に捉えてて、楽しむぞーというワクワク感に満ちている。そして、スタートラインに立てたら一心不乱に努力する。読んでいて元気を貰いました。2013/07/10

Miyoshi Hirotaka

9
ピアニストの辻井伸行さんや書家の金澤翔子さんのようにハンディキャップのある方には素晴らしい成果を出す人がいる。ややもするとその才能はハンディとのバーターで与えられたと思いがちだが、本人の努力の賜物だ。聾唖の夫婦の愛情物語「名もなく貧しく美しく」から約50年が経ち、ハンディに対し弱みとしてつけ込む時代から個性として認める時代になった。この本は、家族を持つまでのサクセス・ストーリーだが、「名もなく貧しく美しく」は家族の試練がテーマ。来る試練を乗り越えて、続編が出ることを期待する。2012/12/08

TAGO

7
幼少期から親の都合で人生ハードモード。 不安に飲み込まれそうな場面でも、 持って生まれた性質なのか彼女は違った。 「まぁ、いっか!」とすぐに気持ちを切り替える。 過去の辛かったことだけにフォーカスせず、 明るいところにも目を向ける。 アウェイな場所でも「そうこなくっちゃ」というセリフが出てくるあたり肝が座ってる。 旅の最初に出会った青年クリスの能動的でワクワクする言葉がよかったな。 読了後は猫背だったのが胸を張って 真っ直ぐ前を向いて太陽の陽を浴びながら 歩きたくような気分になりました。 2023/05/21

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