内容説明
ぼくたちは、大切なものを失ってはじめてその大切さに気づくのかもしれない。46億年もの間、生きてきた地球をぼくは大切にしたい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
35
読み友さんの感想を読んで。枯れた海の表紙(真ん中にポツポツあるのは漁船です)と水浸しの裏表紙。二つの極端な場所を写真で見ながら、気候変動や環境の変化について考えることができる一冊です。東京もどんどん木が切られているー樹冠都市を作ろうという構想はあるんだけれども…。この20年同じ町に住み、風景がどんどん変わるのを驚きを持って見守ってきました。流れに抗いながら、適応して生きていく。そういう自分でいたいです。2024/09/04
ヒラP@ehon.gohon
30
琵琶湖の100倍もある大きな湖、アラル海が干あがってしまった写真に衝撃を受けました。砂漠の上に船が列になって朽ちている表紙の写真から、自分の想像を遥かに超えた現実を知ることができました。 一方で、温暖化で上昇する海面のために、沈んでしまうかもしれない島国ツバルが紹介されています。こちらも衝撃ではあります。 でも、2つの場所を合わせて紹介する必然性は、なかったように思いました。 問題点は別のように思います。2022/10/02
魚京童!
14
世界は変わる。変わる世界に適応できるかどうか。移動する自由はある。ここにいる自由はある。戦ってもいいし、逃げてもいい。仕事なんてしなくたってなんとかなる。なんとかなると思えばそれでいい。笑い飛ばせればなんとでもなる。楽になることもできる。お酒も飲める。盗んだっていい。何したっていい世界で、何もできない。そんなこともあるのだろう。後悔する自由がある。私には自由がある。不自由な自由がある。すべてをできる神様はきっと自殺するのだろう。なんでもできるけど、もう戻れないのだから。2024/05/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
中学校で紹介しようと選書しましたが、時間が足りませんでした。ツバルについては小学校の頃ブックトークしていますが、アラル海は初めて。地球の環境問題について改めて知っていける写真絵本です。2024/02/27
遠い日
14
干上がったアラル海と水没しそうなツバルの島。温暖化の影響だけではなく、人間の経済優先の活動がその悪環境を呼んだのだ。なくしてみて初めてわかる大切なこと。地球のあるべき姿が、記憶の中にだけ存在するなどとばかげたことが、これ以上進まないことを願う。2015/04/07
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