ポプラ文庫ピュアフル
きみはジョッキー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 286p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591119730
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

怪我が原因で、サッカー選手という幼い頃からの夢を失った山辺啓。そんな啓の前に、廃止寸前の地方競馬場の新人女性騎手、新川奈津が現れた。ひたむきな奈津の姿に心動かされ、もう一度熱い気持ちを取り戻した啓は、彼女を支えるため厩務員になることを決意する。逆境でもあきらめずに夢を追い続ける若者の姿を描いた、思わず胸が熱くなる青春スポーツ小説、文庫オリジナルで登場。

著者等紹介

松樹剛史[マツキタケシ]
1977年静岡県生まれ。大正大学文学部卒業。2001年、『ジョッキー』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BlueBerry

38
結構好きな競馬物。スポーツ小説として楽しめました。競馬は他のスポーツよりも要素が多くて複雑なのが面白いですね。馬券の話が出てこないのも良いですね。2013/12/26

YO-HEY@紅蓮ロデオ

26
初めて読んだ作家。競馬好きとしては楽しめた!非常に文章が丁寧で、ただの青春小説ではない経営難に苦しんでいる部分が良く染みた。女性ジョッキーが花開くのは難しい世界。ただ、最近は牝馬が勢いをつけているから、女性にも三浦君のような活躍をする若手が出れば、活性化すんルんでしょうか?アイドルジョッキーがでることを切に願っています。エアグルーブが好きでした―!2010/09/04

ふ~@豆板醤

24
新米ジョッキー奈津、そして彼女と出会い支えるようになる啓。奈津はレースで、啓は馬の世話で、それぞれ目標を持ち頑張っていて互いにフィールドは違っても切磋琢磨している感じがよかった。レースの描写も、躍動感があってワクワクした。「お前を助けに来た」という啓のセリフ、かっこよすぎ(笑)「やるべきことなら、やる。やるべきときなら、やる。無駄とか無理とか考えるのは、後回しでいい。」「人生は一回きり。命は一つきり。だから一つでいい。大事なものを、しっかり背負いこんでみろ」2016/08/27

じょん

9
続くんかい!? 一冊で一区切りだと思ってたので意外。しかしこれ、面白いな。『ジョッキー』『GO-ONE』は青春小説ではないと思うが、これは明らかに青春小説。部活小説を読んでるような感じだった。いや内容は至ってシビアで生々しいんだけど。この人はレースシーンや馬そのものよりも、人間を描く方が巧い人だと思っているのだけど、今作も例に漏れず登場人物が魅力的。初々しい二人や、ツンデレ装蹄師、気持ちの良い性格の女社長など大満足。気になる引きで終わっているが、次巻はきっと読後感のよい結末を描いてくれると思う。2013/02/14

らぴ

8
地方競馬の衰退と、それに絡む女性ジョッキーの活躍を描いた物語。日本の競馬界が抱える難しいテーマに挑んでいて、デビュー作から応援している松樹氏の意欲を感じる。ちょっぴり弱いかな、と思っていたキャラ作りもとても良くなっていて、楽しく読めた。まだ続きがありそうなので続編に期待!2010/12/12

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