内容説明
奥州に覇を唱えた、天下の伊達者!独眼竜と称された男の苛烈な生涯。
目次
第1章 梵天丸
第2章 父の死
第3章 母との確執
第4章 独眼竜の野望
第5章 泰平の世を生きる
伊達政宗を知るための基礎知識
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。1981年奈良大学文学部史学科卒業。「その時歴史が動いた」(NHK)などのテレビ・ラジオ番組の監修・出演などをおこなっている
すぎたとおる[スギタトオル]
1969年福岡県北九州市生まれ。1996年、第二回集英社青年漫画原作大賞を受賞。2002年より東京コミュニケーションアート専門学校講師となる
瀧玲子[タキレイコ]
少女誌でデビュー後、大阪コミュニケーションアート専門学校で講師を十数年つとめ、現在は名古屋コミュニケーションアート専門学校で講師として在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆか
34
娘もやっと、石田三成を読み始めました!さてこちらは、伊達政宗。子供の本らしく、母が次男に肩入れし長男政宗を殺そうとしたという描写ではなく、政宗の目を見ると自分が病気から守ってあげられなかったと思ってしまうというふうになっている。伊達政宗は、よくもしで語られる。もしもう少し早く生まれれば。もし都の近くで生まれれば。母から愛されなかったのは、信長と同じで悲しい。2016/06/27
bianca
34
幼いころ疱瘡に罹り、右眼を失うが、小十郎が右目の代役を果たすようになってからは、破竹の勢い。ただ天下統一の野望は果たせず。死装束に磔用十字架を背負って秀吉に謁見の傾奇者。いつも相手の裏をかく機知に富んだ人だ。母との確執は誰が悪いせいでもないのに切なかった。父や弟との別れも不本意で悲しい。2015/05/14
bakumugi
11
家光との最後の謁見「(徳川)三代にわたる泰平の世を見て、この泰平の世こそ守らねばならぬものと確信しております。政宗が死ねば上さまの周りから戦国の世を知る者はいなくなりましょう。この泰平の世のありがたみがわからぬ者が乱を企むやもしれませぬ。この泰平を守り抜くことが、上さまのの責務にございます!!」なかなか含蓄あるな。魅力ある人物像がうまく描かれている。息子イチオシ。ヨコだが五郎八姫いろはひめ、名前キラキラだな〜2016/01/17
りるふぃー
10
ニヤリと企んでる場面が多く、派手に行動せず、裏で色々動き、虎視眈々と様子を伺っている策士のようなイメージ。2022/06/23
ルル
6
子供の図書本^^2015/12/09