内容説明
森が朝の美しい光に染まり始めると老嬢はつぶやく。「新しい日なんか、大きらいだ」―。近隣から「けちな金持ち」と誤解されながらもプライドが高く助けを求められない女性が、ついに心開くまでを描いたモンゴメリーの『ロイド老嬢』。子どもの澄み切った眼差しと自然の神秘が織りなすメルヒェン『花のささやき』(ジョルジュ・サンド)。果物売りの大男と小さな女の子の心の交流を美しくつづった『カブリワラ』(タゴール)。人生の厳しい現実も、詩心と優しさで包みこむ感動の三篇。
著者等紹介
モンゴメリー[モンゴメリー][Montgomery,L.M.]
1874‐1942。カナダの作家。プリンス・エドワード島生まれ。2歳になる前に母と死別、母方の祖父母に育てられた。祖母の郵便業務を手伝いながら書いた『赤毛のアン』(1908)が世界的なベストセラーとなる
サンド,ジョルジュ[サンド,ジョルジュ][Sand,George]
1804‐1876。フランスの作家。地方の貴族と結婚し、2子をもうけるが平凡な夫に飽きたらず、パリへ出て作家となる。社交界では「男装の麗人」として知られミュッセやショパンらとの華麗な恋愛遍歴は有名。素朴な田園生活を題材にした『愛の妖精』はサンドの最高傑作とされる
タゴール[タゴール][Tagore,Rabindranath]
1861‐1941。インドの詩人、作家、思想家、教育家。ベンガル地方の名家に生まれる。幼少から詩を書き、10代半ばで詩集を出版。1912年、ベンガル語で書いた宗教詩を自ら英訳した『ギタンジャリ』を刊行、翌年、アジア人として初のノーベル文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中
ちょろこ
新地学@児童書病発動中
アン
風眠