監察医の涙

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  • サイズ B40判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784591118542
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

2万体を検死した法医学の権威・上野正彦医師が、忘れられない、愛と生と死のドラマ。

目次

死体は語る
刑事の涙
夫の献身愛
涙で運転ができない
炎の中に
偽りの発表
父子心中
コインロッカーベイビー
分娩
虐待〔ほか〕

著者等紹介

上野正彦[ウエノマサヒコ]
1929年、茨城県生まれ。医学博士。元東京都監察医務院院長。54年、東邦医科大学卒業後、日本大学医学部法医学教室に入る。59年、東京都監察医務院監察医となり、84年に同院長に就任。89年に退官後は法医学評論家として執筆、テレビ出演など幅広く活躍。厚生省医道審議会委員(死体解剖資格審議部会)、杏林大学医学部客員教授、日本被害者学会理事なども務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

164
上野先生は監察医だから、事件性があるとか不審死だとかそういうご遺体を主にみている。それは辛くて涙することもあったでしょう。そういうご遺体を解剖して調べて、本当の死因を探る。結果によっては警察の見立てや現場の検死とは反対の死因になることがある。それで死者の人権が守られる。(死者が悪い時もあるけど。)頭が下がります。「自殺死体というのは、決して美しいものではない。もう一度、生きるということをよく考えてみてほしい。確かに、死にたいと思うほど苦しい時があるかもしれない。しかし、生きていれば、必ず道は開ける。」2026/02/25

kinkin

86
著者の本はいくつか読んだ。監察医という仕事の重要性を改めて感じた。地方では監察医制度がないところの方が多い。 亡くなった人の死因が何であったのかはっきりわからなかったり、他の要因があった子も知れない。タイトルの監察医の涙。読んでいくとやっぱり子供の死に直面するのが一番辛いという。同行者も泣き腫らすこともあるという。大怪我や死因が虐待も多いという。我が子になぜそんなことができるのか・・・監察医、公務員なので給料は安いという。これから成り手が不足するのだろうな。図書館本2025/03/11

瑪瑙(サードニックス)

47
義母の本棚から借りました。上野先生の本は以前にも読んだ事があるので、落ち着いて読めましたが、それでも悲惨な状況、特に子供の事には気持ちが動揺しました。上野先生ご自身も子供は辛いと書かれていらっしゃいます。義母もお世話になった監察医。大変な仕事だと思うと共にとても重要な仕事だと思います。ご遺体の声を聴く大切な仕事。ご遺体は話せないからこそ、慎重に真摯に向き合ってこられた上野先生は素晴らしい方だと思います。2021/01/12

ユザキ部長

31
読友さん借本(連チャンチャン)監察医として30年勤めたエピソード集。よかったです。先生は過去2万人のご遺体とお話しされたとの事。人は嘘をつく。けど死体は真実しか語らない。なぜ死んだのか?自殺なのか?他殺なのか?死に到らしめる疾病であったのか?時に被害者だけでなく加害者の心情も想像する。そんな先生でも人は死んだらどうなるのか?矛盾なく死というものを語る事が出来ない。それほど人は生きている事が尊いと語られています。2013/09/20

gtn

30
約二万体の検死を行ってきた著者。記者に死とは何かと問われ「ナッシング」と答える。つまり、己が生きてきた痕跡がなくなり、元のままになるという。膨大な死体が著者を虚無的にさせたのであろうか。いちいち死体に感情移入していたら持たない。2019/03/10

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