内容説明
県立高校2年、テニス部所属。ボーイフレンド、なし。兄ふたりの五人家族、末っ子。そんな松本亜実の平穏な日常に、ある日事件が起こる。仲の良い下の兄貴「ジュン兄」が、突然いなくなってしまったのだ。四日目、はがきが届いた。「思うところあってしばらく家を出ます潤一」。
著者等紹介
石井睦美[イシイムツミ]
神奈川県生まれ。『五月のはじめ、日曜日の朝』で毎日新聞小さな童話大賞と新美南吉児童文学賞を、駒井れん名義の『パスカルの恋』で朝日新人文学賞を受賞。2006年、絵本の翻訳『ジャックのあたらしいヨット』(BL出版)で産経児童出版文化賞の大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そのぼん
36
普通に暮らしていたはずの家族の中から、突然真ん中の兄が家出をして・・・って感じのお話しでした。兄が二人いる少女の目線で描かれていました。とても淡々とした、静かな雰囲気の漂う作品でした。2013/04/08
チガ
17
石井睦美さん3冊目。この作品もさらっと読みやすい作品でした。3人兄妹の末っ子亜美とその家族のお話。話の展開は途中で想像できるかな。仲睦まじい兄妹ってうらやましい、そこに両親も含めた温かい家族で、こんな家族理想的だなって思いました。2012/10/25
土瀝青
14
図書館で。ハッピーな、ただ、ただ脳天気な女の子のお話か――?読み始めは軽くて、ちょっとシラケル感じでしたが、そんなに簡単に事は修まらず。でも、ま、紆余曲折あったとしても、やっぱりいい家族関係でよかったなというお話でした。石井睦美先生の作品を読むと、もっといろいろなジャンルの本を読んでみたくなる。大事な隠喩を読み飛ばしてしまっているんではと思ってしまう。2016/02/14
二藍
10
ふたりの兄をもつ高校二年生・亜実のお話。とても良い兄妹もので、やっぱり石井睦美さんの家族小説は安心して読めるなあと改めて実感。お互いがお互いを大事に想っていることをちゃんと自覚している、表面だけじゃない理想的で幸福な家族。けれどある日、下の兄である潤一が「思うところあって」家出してしまう。「元気です」とだけ月一で便りをよこす潤一を、亜実は、家族はそれぞれの思いを抱えて待ちつづける……。亜実のすこやかさがとても好ましかった。仲よきことは美しきことなり。2014/11/21
ばいきんまん
10
'14.2-5(26)姉妹に憧れます。けどやっぱり、兄妹愛には弱い!笑 全員がほんとに優しすぎるからこそ、ぶつけ合えなかったんだよね。『でもそれってなんか違う!』兄妹3人それぞれが抱え込んでいた一つの事柄を家族全員ではっきりさせた時に生まれたのがわだかまりじゃなくて、一層強い結び付きだったのでホッとしました。私も亡き兄にとてもとても会いたいです。そうだ明日仕事行くとき上着借りよう、と本を閉じた瞬間思いつきました✩♬2014/02/07




