内容説明
真夜中の野原に馬を走らせる小さな人影があった。孤独な美少女、オルタンスだ。彼女は青年公爵レニーヌに救われ、荒れ果てた古城でおそろしい秘密の真相を知る。古城の大時計が八時を打ったとき、オルタンスは公爵の助手となって、八つの事件を解決することを約束する。
著者等紹介
ルブラン,モーリス[ルブラン,モーリス] [Leblanc,Maurice]
1864年生まれ。フランスの小説家。雑誌社の依頼でアルセーヌ・ルパンを主人公とする短編「ルパン逮捕される」を発表して爆発的人気を博す。以後、『奇巌城』『8・1・3の謎』などの傑作を数多く残す。1941年没
南洋一郎[ミナミヨウイチロウ]
1893年生まれ。本名は池田宜政。野口英世等の伝記を池田宣政名義で、南洋一郎名義で『吼える密林』、『緑の無人島』などの冒険小説を執筆。戦後手がけた『怪盗ルパン全集』(ポプラ社刊)が圧倒的な人気を得た。1980年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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