内容説明
幼いころ、海辺で拾って食べたほや、乾いた喉をうるおした青いトマト、料理人になることを決意させたハンバーグ…。人生を彩る忘れ得ぬ味。世界のトップシェフ・ミクニの私的「食」エッセイ。
目次
第1章 ぼくの味覚を育んだ北海道の大地
第2章 神様に会いに東京へ
第3章 スイス、フランスで武者修行
第4章 時代の寵児と呼ばれて
第5章 食の原点にもどる
第6章 私的「食」生活
特別収録 こっそり教える、あの店のこの一品
著者等紹介
三國清三[ミクニキヨミ]
1954年、北海道増毛町に生まれる。一五歳で料理人を志し、札幌グランドホテル、帝国ホテルにて修業。1974年、駐スイス日本大使館の料理長に就任。その後、いくつかの三ツ星レストランにて修業を重ね、1982年に帰国。1985年、東京・四ッ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」をオープン、現在に至る。子どもの食育活動やスローフード推進にも尽力している。2007年、厚生労働省より卓越した技能者「現代の名工」として表彰される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yurari
4
三國さんがマヨラーだったというのが一番の衝撃。フランス修行時代に、ソムリエが捨てようとするブショネをもらって、ブショネとはどういう味か自分の舌で確かめていたのも印象的。味覚を鍛えるって大事なことだなぁ。/ぼくは「模写」という方法で料理のレパートリーを広げ、技術を磨いていった。個性だの自分らしさだのと言っている余裕はなかった。とにかくお手本そっくりに作る。忠実に再現する。その地道な繰り返しが、やがてはその人の実力となり、その先に個性が花開く/ 2023/04/11
靖
1
資料用に購入。食を職にしている人の話は面白い。2012/08/31
norio sasada
0
https://blog.goo.ne.jp/sasada/e/b759c80d4d0e918052fb523103ad16e8 https://note.com/norio0923/n/n07bda0cc6c332020/03/09