未来のおとなへ語る
わたしが仕事について語るなら

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591115947
  • NDC分類 K771
  • Cコード C8012

内容説明

日本で初めて衣装デザイナーとしてアカデミー賞を受賞したワダエミが「仕事」について語ります。

目次

第1章 衣装デザインという仕事1―映画
第2章 衣装デザインという仕事2―オペラ
第3章 衣装デザインという仕事3―神社仏閣の装束デザイン
第4章 私の少女時代
第5章 衣装デザインとの出会い
第6章 映画「乱」と黒澤明監督との出会い
第7章 私にとっての「仕事」
第8章 日本の若い人たちに言いたいこと
第9章 私の暮らし

著者等紹介

ワダエミ[ワダエミ]
1937年京都府生まれ。1958年京都市立美術大学西洋画科卒業。20歳で演出家の和田勉氏と結婚後、衣装デザイナーとして、演劇、映画、オペラ、ミュージカル、パントマイム、コマーシャルなどで幅広く活躍。1986年、映画「乱」(黒澤明監督)で、米アカデミー賞最優秀衣装デザイン賞を受賞。その後「世界のワダエミ」として、中国、アメリカ、ヨーロッパなどに活躍の場を広げる。1993年、オペラ「エディプス王」で第45回エミー賞最優秀衣装デザイン賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がんぞ

1
黒澤明『乱』は彼女の進言を採り入れてアカデミー賞につながったと。視覚的総合芸術として映画の衣装の部分は決定的に重要であるし、付属的装飾品、小物までもマネージする。近年は中国の進出が(経済発展にともない)著しい、アジアの興隆の趨勢でアメリカンエンタテイントメントと双極になれるかもしれない。しかし「品質の良い(注文通りの)衣料は日本の京都でしかできない」文化力と、政治的自由で日本はニッチを保てるだろうか。十代に平易に(キレイごとで)語りかける書だけに耳に痛い辛言はないが、陳腐化しないスキルを持つ重要性は分かる2015/08/30

sigh

1
大きな仕事をしようとするのではなく、その時その時の目の前の仕事にベストを尽くすことが大切。そんなスタンスを貫いてきたからこそ一流になった、ワダエミさんの半自伝。今できることを精一杯やるというのはは対象年齢の小中学生には地味に映る指針かも知れないけれど、働き出すとこれこそ真理。ただ、下積み時代はお給料なんか無くて当然という部分は正しいけれど、それは経済的なバックアップがあったからこそ言えることだよなと思うと、ちょっと全面的に賛成はできないな。2012/08/03

yesod

0
HEROという映画でのワダさんの仕事をTVで見て、衣装が素敵でびっくりしたことがあって、興味があって読んでみました。ワダさんのこだわり、プロ意識に圧倒された。2011/11/08

つっち

0
子供向け?って思ったけど図書館の書棚に輝いていたので借りてきました。 中には数回「大人になって」という話しかけがありましたが、他は全く子供向けにあらず。ワダエミさんの生い立ちから現在に至る人生とそのなかで仕事に対する熱意と言うものが語られていました。 10年ほど前に彦根城の衣装展をわざわざ見に行ったことも思い出しましたし、HEROをはじめとしたアジア映画の素敵なシーンを思い出したりしました。 また某所にて勉さんとお食事されていた時に遭遇したこともあり親しみがあります。 まだまだ活躍していただきたい方です。2019/08/20

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