ポプラ文庫ピュアフル<br> 光車よ、まわれ!

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ポプラ文庫ピュアフル
光車よ、まわれ!

  • 天沢 退二郎【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • ポプラ社(2010/03発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 294p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591114223
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

周囲で続出する奇怪な事件。一郎は、「敵」を打ち破る力を持つという≪光車≫を探すことになるのだが――。
【解説/三浦しをん】

迫りくる「闇の力」と戦う子どもたち――
 日本発ダークファンタジーの金字塔


はじまりは、ある雨の朝。
登校した一郎は、周囲の様子がいつもと違うことに気づく。
奇怪な事件が続出する中、神秘的な美少女・龍子らとともに、
不思議な力を宿すという≪光車≫を探すことなるのだが――。
≪光車≫とは何か。
一郎たちは「敵」に打ち勝つことができるのか。
魂を強烈に揺さぶる不朽の名作が、待望の文庫版で登場。
【解説/三浦しをん】


○もくじ

第一章 怪異のはじまり ・・・・・・8
第二章 ≪光車≫をさがせ ・・・・・・28
第三章 一郎の冒険 ・・・・・・50
第四章 第一の≪光車≫ ・・・・・・70
第五章 ルミの冒険(一) ・・・・・・96
第六章 さかさまの国 ・・・・・・117
第七章 誕生会・第二の≪光車≫ ・・・・・・145
第八章 ふたりの祖父 ・・・・・・175
第九章 ルミの冒険(二) ・・・・・・205
第十章 第三の≪光車≫ ・・・・・・232
第十一章 ≪光車≫よ、まわれ! ・・・・・・263
終章 ・・・・・・283

作者おぼえがき ・・・・・・288
この度の文庫化にあたって ・・・・・・289
[解説]三浦しをん ・・・・・・290

内容説明

はじまりは、ある雨の朝。登校した一郎は、周囲の様子がいつもと違うことに気づく。奇怪な事件が続出する中、神秘的な美少女・龍子らとともに、不思議な力を宿すという“光車”を探すことになるのだが―。“光車”とは何か。一郎たちは「敵」に打ち勝つことができるのか。魂を強烈に揺さぶる不朽の名作が、待望の文庫版で登場。

著者等紹介

天沢退二郎[アマザワタイジロウ]
1936年東京都生まれ。東京大学フランス文学科卒業。詩人、フランス文学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

73
私は、通常は読んだ本に対して、人それぞれの受け止め方もあるのだからと思い、部分的にはともかく全的な否定はしないことにしてきた。しかし、この本に関してはどうしても受け入れがたいものがある。それは、この物語が子どもの命をあまりにもないがしろにすることだ。弘子と弓子の双子の姉妹(共に主人公たちと同じ小学6年生)の2人ともが、いともあっけなく殺され、しかも、そのことを物語の主人公が、自分たちに対する「脅し」としか認識していないのだ。筆者は、詩人として、また宮沢賢治の研究者としては、大きな業績を残しているのだが。2013/06/10

ワッピー

33
34年ぶりの再読。奇妙な水が街にあふれ、同級生が黒い大男の姿に・・・そして学級委員からも目をつけられた一郎は、何かを知っているらしい龍子の一党に加わり、謎の「光車」を探すことに。敵は次第に迫ってきて、謎の制服組も現われて日常生活も監視を受け、街に不穏な空気がじわじわと満ちてくる。敵に相当ハードなトラップを仕掛けたり、同級生が見せしめに殺されてしまうなど、小学生を主人公にするには相当ダークな世界観。国立図書館の夜間閲覧室の描写や水面を抜けて裏側の世界へ落ちてしまう感覚、地霊文字という言葉にゾクゾクしました。2021/10/05

おおた

21
再読でも忘却の彼方にある記憶が突然蘇る。図書館の夜間閲覧室、サイケデリックな電話機、這い回る混沌のような水。確かに怖さはあるかもしれないが、世界の煌めきがとてもきれいで、視点を受け持つ一郎とともに不思議な空間を冒険する楽しさは類を見ないおもしろさ。2019/03/09

ハチアカデミー

16
宮澤賢治の文庫解説でお馴染みの天沢退二郎のジュブナイル小説。土地に残された文字「地霊文字」と、目に見える世界と裏側の世界を動かす「光車」という設定が既に面白い。場所をひとつの生命体と見なし、その中で少年・少女が躍動する物語。悪魔が躍動する水の世界表象はラブクラフトを、安部公房を想起させるし、物語の背後にある大きな世界観は賢治を思わせる。「光車」のフィルムを目に焼き付けることで、異なる世界が見えるようになるという設定は電脳コイルだ。本書は、漫画やアニメを含む日本文芸のミッシングリンクなのかも知れない。2014/09/01

カープ青森

14
小学生の頃、学校の図書室から借りて読み、物凄く衝撃を受けてずっと心に残っていました。大学生になり上京してピクニックアットハンギンングロックというやや難解なオーストラリア映画を観たとき、解説が欲しくて買ったパンフレットの中にこの作家さんの文章を見つけて東大の人だと知ると共に本作を思い出した記憶があります。40年以上前に読んだときは挿し絵がもっと多くオドロオドロしい感じで怖かった。一郎、龍子、ルミらの冒険譚。初めて読んだ小学生のときを五感で思い出しました。本はタイムマシンです。2019/10/25

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