内容説明
附属中学から女子高に上がった亜矢は、中1からの親友である菜穂と寄り道するなどして「すこぶる平和な学校生活」を送っていた。ある日、いつもの散歩道で小学校時代の同級生・安藤くんに出会う。ぐっと背が伸びた安藤くんとの距離が縮まり心ときめく亜矢だったが…。文庫書き下ろしで贈る、人気作『卵と小麦粉それからマドレーヌ』の3年後を描いた姉妹編。
著者等紹介
石井睦美[イシイムツミ]
神奈川県生まれ。『五月のはじめ、日曜日の朝』で毎日新聞小さな童話大賞と新美南吉児童文学賞を、駒井れん名義の『パスカルの恋』で朝日新人文学賞を受賞。2006年、絵本の翻訳『ジャックのあたらしいヨット』(BL出版)で産経児童出版文化賞の大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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野のこ
62
「それにもう、あのころに戻らなくて良いのだから」…ほろ苦いんだけど薄荷飴のようにスーッとして後からほんのり甘さがやってくる感じ。亜矢ちゃんも菜穂ちゃんも愛おしい。安藤くんもいい子。いいところで終わってたけどきっと素敵な未来が待ってそう。夕方の空気を瓶に入れるって表現が素敵だった。久しぶりにスタバのシナモンロールが食べたくなった。もちろん温めてもらう。2020/06/07
ゆみねこ
54
『卵と小麦粉とそれからマドレーヌ』の3年後、菜穂の親友亜矢ちゃんの物語。小学校時代のイジメと大好きな両親の離婚という重荷を背負った彼女に前に、ぐっと背が伸びた小学校時代の同級生の安藤くんが現れて。瑞々しい感性を忘れないためにも、こういう本を時折手にしなくてはと思いました。2015/02/15
るぴん
33
『卵と小麦粉それからマドレーヌ』の姉妹編。あれから3年、高校生になった少女達の日常と恋。今回の主人公は、菜穂の親友・亜矢。両親の離婚と小学生の時のいじめで、人より早く大人にならざるをえなかった亜矢の、穏やかな生活が愛おしい。安藤くんとの再会とゆっくりした恋は、読んでる私まで甘酸っぱくて幸せな気持ちになった♫『卵と〜』もすごく良かったけど、これもとても良かった!石井さんの描く、普通の女の子の何気ない日常がすごく好き。娘が中高生になったら読んでほしいなぁ(*´◡`*)2015/02/13
小夜風
28
【所蔵】「卵と小麦粉それからマドレーヌ」から三年後のお話で、主役も菜穂から亜矢へ移っています。小六の時に酷いイジメにあっていた亜矢の、時々見せる微かな痛みを、菜穂もそして安藤くんも敏感に感じ取ってくれて、自分がそこにいたら亜矢を守ってあげられたのに……と言ってくれる、その気持ちが優しくて嬉しくて、涙がポロポロこぼれちゃいました。亜矢のこれからに、きっとずっと忘れられない素敵な時間がたくさんたくさん訪れますように……。これ、娘にも絶対読ませよう。2016/06/20
coco夏ko10角
20
前作から3年後、一番好きなキャラクタ・亜矢ちゃんが主人公。お母さんお父さんとの距離の取り方がジワリとくる。安藤くんとの淡い始まりにドキドキ、「今度」の素敵さが伝わってくる。そして前作主人公・菜穂の様子も分かってよかった。石井さんはこのシリーズが初読みだったけど、日常のさりげないことがキラキラしてるってことを改めて教えてくれるなぁ・と。他の作品も読んでみたい。2014/05/19




