内容説明
1969年ふたりの鬼才が出会った。いま、よみがえるコラボレーション。
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年、福岡県生まれ。66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門・筑豊編』ほかで吉川英治文学賞を受賞
伊坂芳太良[イサカヨシタロウ]
1928年、神奈川県生まれ。1957年、広告制作会社ライトパブリシティに入社。ADC賞を毎年のように受賞し、グラフィックデザイナーとして活躍。ファッションブランド・エドワーズの広告イラストで注目を浴び、『ビッグコミック』の表紙画などイラストレーターとしても優れた業績を残す。70年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cocoon
7
伊坂芳太郎さんのイラストに惹かれて借りてみました。五木寛之さんは野火子しか確か読んだことがないはず。どことなくおかしな者(物)たちが登場するお話、なかなか面白くてさくさく読めました。読みやすかったです。死ね!とつぶやいてしまう五歳児、怖いですねえ。メシ、ネル、ヤルの男の話は笑えました。2016/09/16
てっちゃん
3
五木寛之がこういう話を書いていたというのがすごく新鮮だった。2012/11/17
kiyuan
3
「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」… 僕の車は、12年・17万キロ超えである。 これだけ乗ると、車にも感情があるのが薄々わかってくる。 大事に扱えば飼い犬の如く懐くし、邪険に扱えば拗ねて異音を出す。 だから、軽々しく「売る」などと思ってはいけないし、口に出してもいけない。 ところが先日、運転中にふと「次の車検で買い換えようかなぁ」とつぶやいてしまった。 まずいと思ったが、車には、なんの異変も起こらない。 車は、オーナーの懐具合も、知っているのである。2012/04/21
ちゃみぃー
3
【図書館】挿絵と物語が見事に引き立ってあっていて「奇妙な味」をかもし出している。絵も物語もダークな部分がありつつも、最後にクスリと笑ってしまう。2011/01/09
ひちょな
2
図書館本。挿絵に惹かれて。古い作品だけど、それを感じさせない内容。文章と絵の内容が合ってたり合っていなかったりで不思議。短編小説で面白くて読みやすかった。2016/10/09