内容説明
子どもにも大人にもじいばあにもあなたにも。本はあんがい効く―。脳卒中リハビリ病院の本棚から生まれた、「やってみる」本のガイドブック。
目次
まずはやってみる編（さかさまぬり絵してみます？『せんのほん』；数えてみましょう『ｃｏｕｎｔ ａｎｄ ｓｅｅ』 ほか）
やわらかあたま編（これは、なんなんだ！？『ｂｉｒｄ』；こんな絶景ゴルフコース、ごいっしょしませんか？『ＧＯＬＦ ＣＯＵＲＳＥＳ』 ほか）
集中してみよう編（あの人がこんなことを言いました『世界名言集』；なつかしいあの風景を、さあぬってみましょう『ぬりどき日本列島』 ほか）
ちょっと難しいけど編（家族写真、撮ってみませんか？『浅田家』；あるお坊さんが、話していました『抱くことば』 ほか）
著者等紹介
幅允孝［ハバヨシタカ］
ＢＡＣＨ（バッハ）代表。ブックディレクター。人と本がもうすこし上手く出会えるよう、様々な場所で本の提案をしている。六本木ヒルズ「ＴＳＵＴＡＹＡ ＴＯＫＹＯ ＲＯＰＰＯＮＧＩ」、国立新美術館「スーベニアフロムトーキョー」等のショップにおける選書や、千里リハビリテーション病院、スルガ銀行ミッドタウン支店「ｄ‐ｌａｂｏ」のライブラリー制作など、その活動範囲は本の居場所と共に多岐にわたる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジョニーウォーカー
18
色が塗られたページに自分で輪郭を描いていく逆発想の塗り絵絵本。世の中にある よく見ると人の顔に見えるモノ ばかりを集めた写真集…。思わず読んでみたくなる本ばかりだが、じつはこれ、大阪・千里のリハビリテーション病院にある「脳卒中のリハビリに効く本」を集めた図書コーナーの蔵書なのだ。「リハビリのための専用ドリルではなく、楽しみながら得た情報や感動を自然と脳に活かせる本を（患者さんに）読んでほしい」 病院とブックディレクターが二人三脚となって選び抜いた珠玉の44冊。本の素晴らしさをまたひとつ教わった。2010/02/01
たまきら
15
リハビリ専用の本なんですが、楽しく、そして子供っぽくもいかにもリハビリ本っぽくもない。楽しくて、遊び心があって、40代のおばちゃんも楽しい。ああ、こんな本にもう少し早く出会えてたらなあ…。2018/02/28
tototousenn＠超多忙につき、読書冬眠中。
13
☆5.0 子どもにも大人にもじいばあにもあなたにも。本はあんがい効く―。脳卒中リハビリ病院の本棚から生まれた、「やってみる」本のガイドブック。選書家、ブックディレクターの幅允孝さんと千里リハビリテーション病院が監修されています。2020/10/18
SORA
12
先にブックディレクターの仕事「本の声を聴け」を読んでいたので、リハビリ病院に置いた本が気になり、読んでみた。写真集や詩、図鑑など、心の動きを大切にした選び抜かれた本。利用する人の気持ちを考えた選書だと改めて理解できた。2014/04/07
Te Quitor
11
ブックディレクターという仕事がある。幅さんはブックディレクター。病院で脳卒中リハビリの（教材とは意識せずに楽しめる）本をコーディネイトした。その本棚からピックアップした「やってみる」本。紹介されている本が非常に興味深い。普通の感覚では教材としてイメージしない本を使用しているのが面白いね。いくつか読んでみたい本を発見したぞ。しみじみ思う。本というものは深いなぁ。本を「使用する」という感覚が新鮮だった。さて、読んでみよう。2014/05/22
