ポプラ・ウイング・ブックス
崖の国物語〈10〉滅びざる者たち

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  • サイズ A5判/ページ数 870p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591111390
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

神聖都市サンクタフラクスと旧地上町の崩壊から約三百年。嵐晶石鉱夫の孤児ネイトは、悪徳鉱山監督官の手をのがれて大開地へたどりついた。腕の立つ職人として働きはじめたやさき、嵐晶石鉱山をめぐる陰謀にまきこまれ、鉱山主の娘ユードキシアとともに営巣地へと旅立つ。嵐晶石。その「第三飛空世代」の画期的エネルギーは、すべての種族を文明化したはずだった。しかしその供給をめぐって、新たなる争いが平和を揺さぶり、人びとの心に生まれた闇が、あの「魔物」を呼びもどしてしまう。そのはざまで翻弄されつつ、ネイトが見出した崖の国の「秘密」とは―!?崖の国のすべてが明かされる、感動のシリーズ完結編。

著者等紹介

スチュワート,ポール[スチュワート,ポール][Stewart,Paul]
1955年ロンドン生まれ。ランカスター大学と東アングリア大学で創作を学び、ファンタジー、ホラーから絵本、サッカー少年の物語まで、さまざまなシャンルで人気を博す。『ファーガス・クレインと空飛ぶ鉄の馬』で2004年スマーティーズ賞大賞を受賞。現在、ブライトンに小学校教師の妻と二人の息子とすんでいる

リデル,クリス[リデル,クリス][Ridell,Chris]
南アフリカ生まれ。専門学校でイラストレーションを学んだのち、経済紙のマンガをはじめ、幅広い分野で活躍している

唐沢則幸[カラサワノリユキ]
1958年生まれ、長野県出身、青山学院大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

234
本シリーズ第10巻。崖の国も第3飛空時代に入りルークの活躍した時代より3世紀の時が過ぎた世界が舞台。新たな主人公は嵐晶石鉱山で働く点灯夫ネイト。第2時代の最後に旧サンクタフラクスを襲った”黒い嵐”で壊滅的な被害を蒙った”深森”も復興し、大きく様変わりしていた。だが、その世界は一部の裕福な嵐晶石採掘権利者が支配する世界だった。そして”大開地”という地域と”営巣地”という地域の権力者たちが更なる利権を望み戦争が始まる。最終巻なので今まで登場した懐かしい面々が再登場し、張り巡らされた伏線が見事に回収されている。2017/02/07

洋書好きな読書モンガー

5
本棚から。日本語版「崖の国物語」シリーズでは2番目に好きな作品。19世紀初めの西欧の様な「嵐晶石(雷のエネルギーが結晶化した物)」という新しいエネルギー源で産業革命と軍事革命が起こった様な世界、1作目から300年経った世界。このシリーズ様々な種族が登場するがどの種族が善でどれが悪でという白黒はっきりしていない。どの種族にも悪い奴は居てそいつが権力を握ると悪い世になる。主人公の少年達はその悪と戦っていく。挿絵がこのシリーズの大きな魅力で挿絵をずっと覚えている。この巻で出て来る「千棒合戦」というチーム対抗戦↓2024/08/13

さりー

1
崖の国もかわっていき、空のとび方も変わってくるところ、描写がとてもおもしろい、この挿絵と図版とそろって異世界にはいりこめますよね。2010/09/15

ノンタス

0
崖の国物語10「滅びざる者たち」4 なんと、「崖の国物語シリーズ」完結編は870ページもの長作。 ゴウママネキとの最終決戦も見ものだが、なんといってもクウィント(4,8,9巻)、トウィッグ(1〜3巻)、ルーク(5〜7巻)、ネイト(本作)の4人の直系の主人公の集結シーンが熱い!2017/09/12

ゆきうさぎ

0
小学生~中学の頃に読了

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